海外アドレスホッパーを実際に3年やってみた体験談!家を持たないデジタルノマドが海外放浪する住民票は?

「家を持たない」アドレスホッパーってどうなの?何がいいの?という話があったので、実際にアドレスホッパーをしている僕がまとめてみた。

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海外移住を目論んでいる僕は、海外移住の「下見」と銘打ってマレーシアイタリアフィリピン香港中国タイカンボジア台湾ベトナムインドハワイインドネシアシンガポールチェコポーランドオランダイギリススリランカベトナムと他にもあらゆる地を巡っている。今回は、ノマドフリーランスとして、旅をした先をまとめる。

 

 アドレスホッパーとは?デュアルライフって何?

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アドレスホッパーとは、「住所」を転々とする生き方。アドレスをホップする感覚で、気軽に自分の行きたい場所を訪れる。

マツコ会議でも紹介され、今注目のライフスタイルとなっているこの生き方。「場所にとらわれない」生き方として、いま注目が集まっているそうだ。自分の好きなシーズンに、好きな場所を転々としながら生きるという意味では、いいところどりできる働き方だ。

僕もアドレスホッパーの1人。ノマド経営者として、ノマドワークをしている。ノマドとアドレスホッパーの違いはほぼない。遊牧民のようにアドレスをホッピングするイメージは同じ。今回は、僕が実際に世界中を転々と移動して生活しながら感じた、アドレスホッパーのリアルを紹介する。

1 アドレスホッパーはお金がかかる?

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好きな場所を転々として暮らすのは、お金がかかりそうなイメージがある。ただ、実際に計算してみると、定住するのと同じくらいの費用で多拠点生活ができる。

例えば都心で賃貸に住む場合、「家賃10万円+光熱費+共益費+交通費+引っ越し費用+礼金+退去費」がかかる。これらの総費用を考えると、月15万円以上かかる計算になる。

定住せず、毎日5,000円のホテルに泊まった場合にかかるのも、月15万円程度。実は、賃貸に住むのと同じくらいの費用で多拠点生活ができる。Airbnbやゲストハウスのドミトリーを利用すれば、より安くアドレスホッピングすることも可能。

もっとコストを抑えたいなら、都心にこだわらず地方を転々とするのもあり。田舎では、空き家再生プロジェクトを立ち上げるほど、使われていない家がたくさんある。このような家に、格安で泊まらせてもらうというのも一つの方法だ。

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また、タイやベトナムなどの東南アジアなら、より安い料金で泊まることができる。例えばカンボジアでは、1泊300円で宿泊できるところもある。つまり1ヶ月1万円程度で多拠点生活することも可能。

実際に計算してみると、意外とお金をかけずに、好きな場所を転々とできる。定住するのとさほど変わらない費用で、新しい場所や人との出会いを楽しみながら暮らせるのがアドレスホッパーの魅力。

2 場所を探すのが面倒

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アドレスホッパーは、ホテルの予約が面倒。場所を移動して暮らすには、当然次の目的地の予約が必要になる。好きな場所を転々とできる反面、その場所探しが面倒というのがアドレスホッパーのデメリット。

僕自身、海外に滞在していた時は、1日ごと、1週間ごとに泊まる場所を変えていた。いちいちホテルを探して予約するというのは、意外と労力がかかる。面倒だからといって、よく調べもせずに予約してしまうと、思っていたより部屋が汚かったり、ネット環境が悪かったりと落ち着かない生活をする羽目になる。

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ある程度綺麗で落ち着いた環境を求めるなら、ホテルの下調べも必要。こういった下調べや予約、次のホテルまでの移動などに、想像よりも時間と労力をかけることになる。

移動しながら暮らすためには、次のホテルを調べて、予約、移動というタスクが発生することを頭に入れておかなければならない。

3 結局住所は持っている

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住所を定めず飛び回るアドレスホッパー。とはいえ、実際はどこかに住所を持っているのではないかというのが僕の考え。クレジットカードや銀行口座を作る際は、住所がないと作れないし、何かと不便な部分も多い。

アドレスホッパーやノマドワーカーでよくあるのが、実家に住所を持っているパターン。マツコ会議に出演していたアドレスホッパーの彼らも、おそらくどこかに住所を持っているはず。

また、アドレスホッパーでよくあるのが、住民票を抜くということ。日本に住まずに海外に住所を置くことで、住民票を抜いている人もいる。

日本に住所を置いておくと払う必要のある、年金、住民税、健康保険料。住民票を抜くことで、これらを払う義務がなくなる。海外でアドレスホッピングするなら、日本の住民票を抜いてしまうのもあり。

4 信用度に欠ける

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アドレスホッパーは、ホームレスと勘違いされてしまう可能性がある。フリーランスがフリーターだと思われてしまうように、アドレスホッパーもまだまだ理解してもらえないことが多い。

特にビジネスでの取引では、住所がないと信用度に欠ける。そのため、アドレスホッパーであることが、取引に対してマイナスに働いてしまうことも考えられる。

会社を立ち上げて権威性を持つことは、こういった場合に担保になる。仕事をスムーズに進めるためにも、個人事業主であることをしっかり証明して、社会的な信用度を上げておくことが重要だ。

 

アドレスホッパーって実際どうなの?

定住せずに、各地を移動して生活するアドレスホッパー。実際は、予約が面倒だったり、信用度に欠けたりするという側面もあるが、ライフスタイルとしては面白い。場所を移動して生活することで、新しい発見や人との出会いがどんどん増えるのは魅力的だ。毎日同じような生活でつまらないという人には、ぜひ試してみてほしい。

アドレスホッパーは、旅ノマドとしてふらふらっと好きな地を訪れることが好きな僕にとっては、おすすめの暮らし方。好きな場所や行きたいと思った場所に転々と住むのは楽しい。とはいえ、目的や性格によっては向き不向きがある。少しでも興味があるなら、実際にやってみて、自分に合ったライフスタイルを見つけてみてほしい。

 

どんな1日のルーティーンを過ごしている?

福岡を拠点にして、月8万円の「コスパ生活」をしながら生活している。最近の仕事実績や詳しい経歴は、プロフィールまで。

Abroaderとは?

 

失敗を積み重ねた9ヶ月

4月に脱サラをして、フリーランスとなった僕は、勢いのまま、50万円の収益を出し、満足してしまった。結果、「怠惰」が生まれ、仕事をしなくなり、やがて、収入が目減りする。おまけに、アジアを中心に、放浪していたため、「遊び」たおしていた。勢いで手がけた案件は、ほぼほぼ「失敗」していった。

これまで重ねた「失敗」による損失もそこそこ。ただ、挑戦していったことに意味があったと思っている

・不動産の失敗

・人脈の失敗

・新メディアの失敗

・ブログ戦略の失敗

・分散投資の失敗

 

フリーランス12ヶ月の軌跡

あわせて読みたい本

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