【感想】脱サラ独立して株式会社をつくった体験談|12ヶ月でフリーランスを辞めた
会社員を辞めて、1年が経った。この一年は、自分の好きなことを好きなように、フラフラとしてきた。1年の結果論をいえば、会社員時代よりも使えるお金の額は増えたし、自由な時間も確実にある。ただ、心残りなのは、周りのフリーランスが、フリーランスを辞めていったこと。そして、僕もフリーランスを辞めることにした。
2016年につくった初々しい記事 | |
2016年にこの「海外移住計画」記事を書いたこの記事は、2016年当時、僕がまだ普通のサラリーマンだった頃に趣味で書いた記事をリライトしたもの。「海外フリーランスという働き方を確立して、海外移住をする」という気持ちを書き残している。正直、今読み返すと「何を言っているの?」と思う箇所も多々あったが、記録のために残している。恥ずかしいが、こんな中二病のような時期も「過去の自分」。 旅行が好きだった僕は、脱サラして「海外で生活すること」を目指した。これが、その時の軌跡。要するに「海外生活できる仕事をすればいい」と思ったことがきっかけ。この記事を書いてから1ヶ月単位で、やるべきことを実行して「脱サラ海外フリーランス」になった。
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フリーランス12ヶ月目。フリーランスを辞めた。
ちょうど1年が経った今、フリーランスを辞めた。会社員を辞めた頃は、自由になれた嬉しさで、ずっと遊んでいた。実際、1年かけて数多くの地を旅してきた。世界を飛び回りながら、自分の行きたい環境を求めてフラフラとした。実際、移動しながら仕事をするのは、WiFiの確保や集中できる場所を探すのに苦労したが、移動することによって、普段経験できないことに触れられるのは刺激的だった。
フリーランスを辞めて、株式会社を作った。
そして、ようやく僕も、株式会社を設立した。フリーランスになって、12ヶ月で株式会社を作れたのは、そこそこ順調だろう。あれだけ遊んで、あれほど仕事をしなかったにも関わらず、ここまでこれた。
会社自体は、誰でも作れる。ここからがスタート。より自分に責任という名のプレッシャーを与えながら、今まで以上に仕事の幅を広げる目的で登記した。
事業内容は、
・メディア運営
・SEOマーケティング
・ブログ編集
・コミニティー運営
です。
詳しい法人化の話は、次回する予定。
1年のフリーランス経験を振り返る
今回は、僕のフリーランス生活を振り返る。ちょうど、ブログの勉強会を開くことになったので、プレゼン風に1年のブログ運営をまとめた記事を作ることにした。
” Abroader “(アブローダー)は、”going abroad” からつくった造語。海外へ行きたい。もう一度、海外に住みたいという思いから、この名前にした。このブログを始めたのは、2016年の4月。つくってから、ちょうど2年になる。2年間の合計で公開している記事は、300になった。単純に、2~3日に1本記事を書いていったペース。
書いてきたことは、全て、自分がやってきたこと。自分が試した、実際にやってみたことを、整理しながら「アウトプット」する場所として、ブログを更新してきた。
特に一番読まれているのは、こちらの2つの記事。英語学習に本気で取り組んだ時に書いた記事だ。もともと、英語が大の苦手だった僕が、どうやって英会話のスキルをあげたのか、事細かく記録した。英語上達完全マップを10ヶ月やってみたを9ヶ月やった結果と現在。
勉強した当時もたくさんの参考書が、書店に並んでいたが、実際、どのテキストをどのタイミングでやるべきか、全くわからなかった。そこで、初心者レベルの時には、このテキストがおすすめで、どのように使うべきかをブログの中でアウトプットした。このアウトプットを見た人が、簡単に英語学習ができるように、細部までこだわってレビューした。
しっかり書き込んだこの記事は、バズを起こし、はてブで1,300ブックマークを記録した。僕の作った記事の中で最も読まれた。この記事のみで、調子の良い日で、1日に10,000人の人が見るほどの人気記事になった。
僕がたった3ヶ月の独学で英会話をマスターした3つのテキスト勉強法の記事は、「英会話 独学」のワードで、2位まで上昇した。今は、順位が下がっているが、人気な記事だ。
1日10,000人が見る記事となれば、それなりに影響力がでてくる。「英語を勉強したい人」が1日10,000人以上も見てる。さらに、別の記事も英語について書いていたため、このブログ自体が、「広告」として機能する。ただのブログとしてアウトプットしてきた内容が、「英語学習」のノウハウがわかる「メディアサイト」となっていた。
人気記事ができたことをきっかけに、多くの企業様から仕事依頼がくるようになった。留学会社から英会話教室、航空会社に英語学習アプリの会社まで。詳しい掲載実績は、プロフィールに書いている。
一番印象に残っているのは、フィリピンの英語の語学学校、サウスピークさんにお邪魔したことだ。1ヶ月、実際に語学学校にいって、学校の体験記をブログに書いた。英語学習のサイトを作っていたこともあり、読者のニーズと、自分がやりたいことがマッチしたと思っている。
これが、実際に英語学習を受けている時の写真。先生と一緒にマンツーマンで学習した。生意気にも、僕がミニマリストなので、本そのものを持たなかった。全てのテキストは、iPadに入れて、電子書籍で学習するスタイルだった。フィリピンは、まだまだ発展途上ということもあり、電子書籍で学習する生徒は見たことないと言われた。日本でもiPadで勉強している人は少ないだろうが。
サウスピークの方もインタビューしていただいた。留学をすると、世界観が変わっていく。今ある日常を、わざわざ捨てて、短期でいいから英語を学ぼうとするあの環境が好き。面白い人にたくさん出会えるのがよかった。同じ目標を持った友人ができるのも留学の面白さだ。
他には、ANAに記事を寄稿したこともある。旅好きとして、旅アイテムを紹介する記事だった。確か、旅アイテムとして、ラプトップケースを紹介するという縛りがあったため、そこまで気の利いた内容は書いていない。
日本に帰って来てからも、フラフラと旅をした。日本各地を回って、その地でつかんだ情報をアウトプットした。日本各地を旅しながら、ブログのノウハウを教えたり、講演会のようなセミナーを開いた。
フラフラと旅をするのは、日本だけではない。もともと、海外に行きたいと思って始めたブログだったため、世界各国を飛び回った。最初の1年は近場でいいやとアジア圏を旅する事が多かった。
ドローンが好きだったので、中国の深センで開かれた最新ドローンの展示会にいったこともある。世界最先端のドローン技術は、深センがダントツだろう。
タイのチェンマイでは、首長族に会いにいった。彼女達は、ビジネスで首長族をしていた。女の子が手に持っているのは、スマホ。一応、写真を撮るときは、隠してくれる。ビルマ出身の子だった。ちなみに、英語が堪能。
香港は、旅のハブ空港としてよく使う。福岡から格安のLCCがあるので、往復5,000円程度で行ける。ただ、香港市内のホテルがアジア圏の中では高いので、そこまでリーズナブルさは感じない。
カンボジアの観光立国感は否めない。入国ビザでも費用がかかるし、アンコールワットは、世界遺産というだけで、入場に$40以上払った。何かと資源の乏しい国である分、観光客から収益を上げているのかもしれない。物価も高く、治安も悪いので、あまりいい印象は残らなかった。
ベトナムもカンボジアと同様、まだまだ発展途上な部分が多い。治安もそこそこ悪い。フィリピン、カンボジア、ベトナムはいい勝負といったところだろうか。ただ、ここから数年で、タイのようにグンっと発展するだろう。今の安いうちに永住権を獲得する方が無難かもしれない。
ベトナムの良さは、コーヒーが美味しいのと、WiFiが整っていること。それなりに早いWiFi環境に出会える。カフェも外資が入っていることもあり、綺麗で使いやすい。値段は、日本とあまり変わらないが、ベトナムで綺麗なカフェが見つけられるのはありがたい。
インドのデリーも癖の強い街だった。スモッグに覆われていたので、そこまで住みたいと思える街ではなかった。ただ、想像していた何倍も人間らしいところ。インド人は、日本人を騙す。という話を山ほど聞いていたので、かなり警戒していった。
結論から言うと、日本人は警戒心と英語力がない人が多いと言うだけ。彼らは、生きるためにビジネスとして、商売をしている感覚。中には悪い奴らもいるが、あの押し売りスタイルはお国柄なのだろう。
こうして、旅をしていると、旅の情報がどんどん溜まっていく。旅をするための知識がついてくる。この度の知識を、ブログで紹介してきた。航空券を安く取るための方法や、国別、地域別のホテルの取り方、旅に持って行くべきアイテムなどなど、旅に関することもアウトプットした。
ECサイト風に、自分が使ってきたアイテムを販売できるサイトも作成している。
ウェブサイトの運営は、WiFiがあればどこででも仕事ができる。ブログの更新は、ネット環境さえ作れればできる。Abroaderとして、仕事をしながら、世界を放浪するためにぴったりのビジネスモデルだった。パソコン一台で仕事ができるのはありがたい。万が一、パソコンが使えなくなっても、データはバックアップにとってある。
ただ、実際、ブログ1つでどれだけの収入になるか気になる方もいるはず。パソコン一台で、世界を放浪しながら、行きたいところに行く。この生活ができるための収入の上げ方の一部を紹介する。
先ほど紹介したこの記事。こちらの記事は、1日10,000人が見た実績がる。この記事が人気で、訪問者が多いということは、「広告媒体」になるということ。英語を上達したい人が、見るサイトで紹介された「テキスト」や「参考書」であれば、自ずと売上も上がってくる。
こちらが実際に送られてきたメール。留学会社と提携して、記事広告を出すこともできたり、自分が好きな旅アイテムを紹介して、その仲介マージンをもらう。これがブログを使った広告収入だ。
こちらがある会社との広告契約の詳細になる。英語学習に必要なサービスやテキストを、記事内で紹介することで広告収入が見込めるという仕組み。実際、こちらの会社とは「月単位」で掲載しているため、毎月これくらいの額の収入が入ってくる。
毎月これくらいの収入は、このサービスの紹介のみで見込める。
自分がやってきたことを、シンプルにフィードバックすることで、次同じする人が、簡単にできるようなサポートになればいい。情報なんて、結局古くなる。提供できる情報は素早く端的に伝えなければならない。ブログでアウトプットすることで自分の考えを整理することもできた。
もちろん、ブログを作った当初は、全く誰にも見られなかった。月間1,000PVあればいいか程度。それなりに、考えて力を使って書いていたにも関わらず、ほとんど人の目に止まらなかった。当時、会社員だった僕は、仕事と自分がやりたいことの両立をしていった。
結局、ブログ開始から1年後に独立することができた。確定報酬20万円を稼ぐ、戦略型ブログメディアをつくる方法。
そして、退職して1年後に株式会社を設立した。1年前は、会社を作る気なんて全くなかった。考えたこともなかったが、会社にした際のメリットを考え直した結果、法人化する方向で進めて行った。
ここまでの説明でいけば、そこそこなサクセスストーリーだろう。会社を意気揚々と辞めた社会人が、社会不適合者として、ウェブサイトの収益をもとに、フリーランスとなり、その1年後には、会社を作るまでになった。
実際のところ、株式会社の設立なんて、大した話ではない。今の時代、1円あれば設立できる。諸々の経費を考えても20万程度で完成だ。そう考えれば簡単なこと。できない理由なんてない。
ただ、節目として、起業をすることで、自分の環境を変化させることができる。自分の気持ちを整理するのには便利だ。
アナタだからできた?
ブログ運営をしたことがある人に会うと、よくこんな声を耳にする。アンタだからできたとか、才能があるからできたとか。お褒めの言葉であればありがたい。ただ、自分にはできないと思っている人が多いのも事実。あなただからできたんでしょと。
実際、僕がブログで紹介してきたことは、「自分がやってきたことのアウトプット」。自分が調べた時に、より内容がわかりやすく、たま読みたいと思う内容をひたすら溜めていった。要は、自分が納得できるアウトプットをしてきただけだ。
僕自身、仕事ができる人間ではない。事実、会社員時代は、かなりの訳あり社員だった。なぜなら、仕事中によく寝ていたからだ。ほぼ毎日、昼食後は、寝ていた。これを聞くとどうだろうか?やる気がない社員に見えるだろう。
新入社員時代、怖いと評判の上司の前でも寝た。上司が仕事の説明をしてくれている時もウトウトした。挙げ句の果てに、お客様との契約書を交わしている時にも寝たことがあった。
ここまでくると、「仕事中に寝ている社員=できる人」とは到底ならない。
僕は、小さい頃から睡眠障害だった。睡眠がすこぶる苦手なのだ。小学生の頃から授業中は確実に寝ていた。中学、高校でも授業中に寝ていた。前の日10時間寝たとしても、その日の昼には、無意識に寝てしまう。眠たいと思った瞬間には寝ていることが多々あった。ただ、僕自身は、いたって真面目に授業を受けているつもりだった。
ただ、授業中に寝る生徒は、先生からの評価はすこぶる悪い。そのため、先生の評価は二分していた。事情を分かってくれる先生は、それなりに評価してくれたが、授業態度を重視する先生からは、嫌われていた。
もちろん、テスト中でも寝る。せっかく勉強したのに、眠気で答えられずに終わるテストもあった。眠気には周期がある。だいたい眠くなる前にリポビタンDなんかを飲んではみるものの、効果を発揮せず寝ることもあった。高校受験も寝たし、センター試験でも寝た。
大事な時に寝てしまうのは、生きる上で損。自分の症状を知るために、「睡眠専門の病院」にいくつか通った。日本には、睡眠専門の病院は、ほとんどない。病院へ行くとなると、遠出になるし、睡眠を見るため、最低でも1泊2日は仕事や学校を休まなければならなかった。それなりの費用と時間がかかる作業だった。
実際に、睡眠じの脳波をはかって検査をしたものの、これといって何が悪いのかわからない。ナルコレプシーでもないし、夢遊病でもない。むずむず脚症候群でもないし、無呼吸でもなかった。結局、検査に数十万円つぎ込んでもわからなかった。
要するに、原因はわかっていない。検査にお金もかかるし、分かったところで治療する方法はない。費用をかけて分かったのは、僕の睡眠が極端に「睡眠が浅い」こと。
寝ている間に、358回もの覚醒が起きている。ノンレム、レムと睡眠の種類があるのだが、本来、「脳」が休むべきタイミングで、頻繁に「起きている」という状態だった。例え、睡眠時間が10時間であったとしても、脳が休まっていないので、十分な睡眠が摂れていない。僕の睡眠は、質が悪かった。
この極端な睡眠の浅さが、僕の仕事にも影響していた。学生時代であれば、笑ってごまかせたものの、社会人となれば、より厳しくなった。勝手に寝る僕を上司は、よく思わなかった。
会社員時代の僕の成績は、悪くはなかった。営業職だったので、ノルマもあった。ただ、日中寝てしまうものの、数字は出していた。実際、前年の同じ仕事をしていた上司より2倍も売上を出していた。難しいと言われた商品を率先して売り上げた。
仕事をやるからには、数字を追って、結果を出したかった僕は、そこそこいい成績だったと記憶している。ただ、契約中に寝てしまう僕は、上から悪い意味で目をつけられてしまった。結局、直属の上司が、僕を左遷させる話を企て始めた。行き先は、訳ありのいく窓際族。
僕の評価は、小さい頃から二分していた。好きになってもらえるか、嫌われるかどちらかだ。窓際族で、テキトーに仕事をするのも良かったが、事務作業を一から覚えても退屈なので辞めた。
これが、仕事を辞めた僕の裏話。実際、ブログも好調だったし、収入見込みもあった。いつでも辞める気で準備をしていたので、いい機会だった。ここで、僕が言いたいのは、「アナタだからできた」と言って欲しくないこと。
なぜ、僕の話を公表したのかというと、「できない理由を言って欲しくない」からだ。現代人は、時間がない、やらなければならないことが山ほどある。お前みたいに、ブログをかける時間がないんだ。と言い訳して欲しくはない。
時間がないと言っている人は、大抵仕事はできない。仕事ができる人間は、自分のキャパシティーを知っている。自分がどれだけの容量があって、時間配分を考えて、できない部分は分業する。
そもそも夜まで仕事があるから、自分の時間を作る時間がない。という人もいる。僕がサラリーマン時代にやっていたのが、朝4:30に起きること。人が最も集中できる時間は、朝起きてからの2時間だと言われている。前頭葉が活性化するのが朝というわけだ。このゴールデンタイムに、自分のやりたいことをやるのも手。
朝、早く起きるものの、睡眠時間、は必ず6時間は摂る。4:30に起きるために、22:30には寝ていた。早寝早起きをするだけで、自分がやりたいことをする時間を確保できるのだ。
できない理由を排除する
人はそれぞれ自分の嫌いな部分を持っている。みんながみんなハッピーだったら、みんな幸せに生きているだろう。人それぞれになる弱い部分を抱えながら、自分の目指す理想に向かっているのだと思う。
僕みたいな人間でも、会社は作れたし、これからも数字目標に向かって、ポジティブに運営していく。失敗すれば反省して次に繋げればいいし、会社の経営が悪くなったら解散させればいい。ちょっとばかし費用はかかるが、大した額ではない。
できない理由を並べながら、自分に言い訳している時間があるなら、やりたいことをやればいい。
今回、ブログの勉強会をすることになったので、そのプレゼンとして、スライドを作った。学生ぶりに、自分の研究発表をする感覚で、懐かしさもありながら自分のやってきたことをまとめた。
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