スローライフは仕事がない?脱サラを失敗してシンプルライフする男の生き方体験談

シンプルライフやスローライフに憧れる人が多い。ただ、憧れるものの実行できる人は少ない。理由は、単純に日本の会社員生活はなかなか休みが取れないからだ。今回は、副業をしながら、会社員を脱出して脱サラ生活を始める「シンプルライフのすすめ」という話。

僕が実際にスローライフするまでの脱サラ経緯

 

2017年、僕はフリーランスになった。理由は、海外移住するため。脱サラしてフリーランスになり、海外で生活すると誓った。この記事は、そのフリーランスにも会社の社長にもなる前に作った記事。海外で活躍することを目標に掲げ、計画を立てた時の記事。

【実行】脱サラフリーランスのリアル計画。100万円のボーナスを捨てて、退職届を出してきた。

1 スローライフのすすめ

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「シンプルライフ」「スローライフ」がより注目されつつある。理由はシンプルに、今の生き方に「ストレス」や「不満」を抱える人が多くなったから。ゆったり生きることを目指す人も増えている。

かくいう僕も最近、田舎の島でスローライフ中だ。シンプルに仕事しながら、キレイな海に潜っている。男のシンプルライフとして、海に潜って魚を突いたり、よく釣れるスポットで魚釣りを楽しんでいる。ちょっとした都会の福岡と田舎の島の五島の2拠点生活。ミニマルにシンプルに生きる福岡生活と、スローにゆるく生きる五島生活の2つを同時に楽しんでいる。

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ただ、やっぱり「仕事」の問題が気になる人も多いだろう。リモートワークやテレワークが普及したといわれているが、正直まだまだ広がっていないのが実際のところ。シンプルライフするにあたって、1番の障壁は「仕事」だ。

結局、どこが自分に合っているのが探すため、全国各地を旅した。正直、日本であれば「どこも同じ」ようなものだと感じたのはいうまでもない。ただ、面白い場所やもう一度訪れたいような貴重な体験ができた場所もあった。自分に合う場所を探すのが「スローライフ」の一歩目だろう。

47都道府県の日本ワーケーション

日本全国で体験事例

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僕自身、会社を経営しながら日本全国でワーケーションを体験している。他の市町村でのワーケーション体験はこちらにまとめた。

【レビュー】日本全国47都道府県ワーケーション体験完全マップ

2 シンプルライフのおすすめ仕事とは?

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1番のハードルは仕事だ。逆にここさえクリアできれば、シンプルに暮らすことは簡単だろう。僕も会社員時代は、月3万円でいいから早く独立したいと切に願っていた。とにかく自由に暮らしたくて、とにかくもっとぐっすり眠りたくて試行錯誤していた。

やっぱり「情報」がないと何もできない。ブログで仕事するとか、YouTubeで営業する、Twitterで集客するというスキルは、やってみる以前に、成功している人を探すほうが早い。成功している人を分析して、どうすれば自分でもできるのか情報が集めるのが先だ。

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キーポイントは「リモートワークできること」。シンプルにインターネットでできる仕事をひたすら挑戦し続ければいいだけだ。自分ができること、やってみたいこと、好きなことをバランスとりながら、ひたすら失敗し続けて挑めば「経験値」が蓄積される。

結果、僕はひたすら「経験値を蓄積させて」自分の仕事を作った。

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100種類の副業まとめ本を出版

Kindleで副業本

僕があらゆる副業を実際に試した結果、その経験を「100個」まとめた本をKindleで出版した。副業アイデア100|これからの時代の個人のビジネスモデル実践集」は「これさえ見れば副業の裏側がわかる」という内容にしたつもり。Kindle Unlimitedなら無料で読めるし、なおかつ販売価格は100円にした。

3 シンプルライフ最大のメリットは挑戦し続けられること

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シンプルライフやスローライフの最大のメリットは、「挑戦し続けられること」。要するに、田舎は「コスパよく生活できる」。だからこそ、そこまで大きな収入がなくても生きていける。僕自身、月8万円程度で生活しているが、田舎へ行くと「生活コスト」をあまりかけずに生活できる。

シンプルに生活して、スローに生きるとほとんどお金がいらなくなる。「生活費にかかるお金」がいらないからこそ、手持ちのお金を「挑戦すること」に注ぎ込むことができる。生活費をかけずに、挑戦する自己投資にお金をかけられるようになれば有利だ。

生活を気にせず、全てを自分の挑戦に使えるのがシンプルライフのメリット。

4 スローライフのデメリットは遅くなる

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スローライフのデメリットは、若干「遅くなる」ことかもしれない。スローに生きるので、向上心が弱くなる。ゆったり生きていけるので、成り上がりたいという欲求が減る。シンプルに生きられるため、お金を使うことがなくなる。

ゆったり、スローに、シンプルに生きることを知ると「反骨心」が薄れていく。ここが最大のデメリット。逆にこれを自覚して挑戦し続けることができれば、シンプルライフやスローライフはかなり面白くなっていく。

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僕も会社員時代は、シンプルライフやスローライフにかなり憧れていた。いざ、実際にやってみると「もっと動きたい」「まだリタイアしたくない」とエネルギーが湧いてくる。

要はシンプルに生きながらも、どんどん挑戦すふことがカギかもしれない。人はナマケモノのように年中木の上で生活できるようにつくられていない。日々動いて、どんどん挑戦することに喜びを感じるようにつくられている。少なくとも僕はどんどん「移動」して、もっと面白いことに挑戦していく。

田舎暮らしに資格は必要か?

1 田舎で暮らす「資格」は必要か?

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田舎で暮らすのに「資格」が必要だと考えている人もいるようだ。いわゆる「資格試験」をパスして、簿記や秘書検定、漢検や英検といった「資格」を武器に、田舎で仕事を探そうというイメージ。ただ、残念ながら「田舎」であろうと「都会」であろうと「資格」は「ツール」でしかない。「自分の理想とする仕事」に「資格試験が必須」であれば必要だが、資格は必ずしも必要というわけではない。

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「TOEICのテストの点が満点」だからといって、英語ネイティブの外国人と簡単にコミュニケーションがとれるわけではないはず。「簿記の資格を持っている」からといって、実務で利益が残る経営ができるというわけではないのと同じだ。「資格」は、自分ができることを「わかりやすくした」だけ。ただのツールでしかない。

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2 ハンター資格は必要か?

ただ、田舎でも必要で使える「資格」がある。それが「狩猟の資格」だ。狩猟免許は、20歳以上の人であれば取得資格がある免許。

実はこの冬、佐賀の嬉野にこもって、「ハンター試験」を受けることになった。具体的には、罠を使用できる「わな猟免許」などの「狩猟免許」だ。猟具として網を使用できる「網猟免許」をはじめ、散弾銃やライフル銃、空気銃の使用が許可させる「第一種銃猟免許」、「第二種銃猟免許」の4つ。

これらの「資格」は田舎暮らしには必要になる。むしろ、田舎でなければ使えないスキルかもしれない。こうした山奥での生活に役立つスキルは資格として取得するのはありだ。ここに修行にいく。

ハンター資格は必要

田舎で必要な資格をとる

「ハンター資格」は田舎でしか使えないスキルだ。むしろ東京で必要がない。こうした田舎で使えるスキル資格を会得しよう。

3 田舎ほどコミュニケーション資格が必要?

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もう一つ、生活する上で必要な資格がある。それは、コミニケーションスキルだ。これは少し番外編だが、都会よりも田舎の方がコミニケーションスキルが高くなければやっていけないと感じることが多い。

田舎ほど、村社会が今でも残っている。だからこそ、親戚付き合いやお隣さん付き合いがとても重要視される。〇〇さんの知り合いや、〇〇君の友達といったつながりは、コミニケーションに欠かせない。明確な「資格」ではないが、知り合いを多く持つ人脈を広げるというスキルは、田舎暮らしに必要不可欠だ。

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僕が今年の夏取り組んでいた、離島でのサバイバル田舎0円生活も終わりを迎えた。3ヶ月の間に、この島で古民家を購入する予定だったが、思いの外家がなく、購入する契約まで気持ちが及ばなかった。

というのも「知り合い」でなければ「貸さない」「売らない」という文化があるため、簡単に紹介してもらえないわけだ。よくある「空き家」はたくさんあるものの、家を借りた人の評判がご近所で悪ければ、その家を貸した人の評価が悪くなるという村社会特有の評価経済がある。

だからこそ、簡単に借りたり、買ったりができない。もちろん、コミュニケーションがとれれば、どんどん購入することもできる。そこまで欲しいと思える場所がなかったのが現状だ。面白い場所の家を持つ知り合いができるまで、また通い続けていく。

コミュニケーションはどこでも必要

資格よりもコミュニケーション力

コミュニケーション力は都会でも田舎でも必要だ。だからこそ、資格を取得するよりもコミュニケーション力を磨く方が良い。仕事はいくらでもあるからこそ、対人スキルを磨くべきだ。

週末に田舎移住して試すのもいい

最近、週末移住という言葉が流行ってきているようだ。週末にちょっとした遠出をして、移住気分を味わう人が増えているとのこと。たしかに最近は「ワーケーション」や「リモートワーク」する人も増えたため、田舎にプチ移住したり、体験移住する人も見られるようになった。

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東京脱出という話をする人もいることから、次なる住処を探し始めている流れもある。コロナの影響を見て「都会生活」を見直す人が「週末移住」をしているようだ。世の中の流れは、脱東京、脱都心という見方も強い。ただ、この流れは「一時的」だと僕は考えている。

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実際、この「週末移住」の流れに先駆けて、コロナ前から「田舎移住」「プチ引越し」を繰り返してきた。日本の田舎はやっぱり「便利」ではない。田舎の人が都会に憧れるように、田舎の人は都会を憧れている。田舎生活は「不便」なことも多いので、都会から「週末移住」した経験がある人は、この不便さから本格移住を断念しているケースがほとんどだ。

1 田舎ほど不便?仕事がない?

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田舎への移住が短期の「週末移住」だけになる理由は、シンプルに「不便」だと感じる人が多いからだ。この不便という意味は、買い物も仕事も交通も含めての話。田舎ほど買い物する場所がないので不便に感じたり、田舎ほど若者が憧れる仕事がなかったり、田舎ほど交通の便が悪いという意味だ。

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逆にいうとこれらに不便さを感じない人にとっては、かなり面白い場所になる。週末にプチ移住して、自給自足したり、豊かな自然が残っているので海に潜って魚を突くこともできる。田舎だからこその「大自然」を存分に楽しめる人なら、田舎暮らしはおすすめだ。

「週末移住」はこのちょっとしたプチ移住体験がしたい人の話だ。都会と田舎の両方のいいところを味わえるメリットがある。

2 田舎ほど新卒一括採用→終身雇用→年功序列→定年制

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田舎はより「古い体質」が残りやすい。年功序列や定年退職はまだまだスタンダードだ。そもそも、世の中はまだまだこの流れだろう。「新卒一括採用→終身雇用→年功序列→定年制」が当たり前のようにある。新卒で採用されて、終身雇用される。基本的には、年功序列で昇給して、最終的には、退職金をもらうまで我慢する働き方はまだまだ残っているのが現状だ。

この働き方が「楽」な人にはおすすめできるが、この働き方が「苦」な人にはおすすめできない。僕のように、この「新卒一括採用→終身雇用→年功序列→定年制」が苦手なタイプは、どんどん独立して自分でビジネスを仕掛けた方が「楽」だ。

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人には人それぞれ自分に適している働き方がある。1億2,600万人いる日本なら尚更、働き方が違うのは当たり前だ。

その点、「週末移住」は「働き方」も変更することが可能。プチ移住を機に新たな場所でビジネスをするきっかけをつくることもできる。移住先で発見してアイディアを日常業務で生かすことも可能。田舎ほど年功序列や終身雇用が残っているが、自分で仕事をつくればもっと自由度はあがる。やっぱり「移住」のポイントは「便利さ」でなおかつ「仕事」をどうするのか
にかかっている。

3 尊敬できる経営者はみんな運動している

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週末移住をして、田舎で運動しよう。やっぱり、体が資本だ。尊敬する経営者や、面白いビジネスマンは、皆、運動している。筋力トレーニングをする人もいれば、朝のランニングをする人もいるし、趣味で海にもぐったり、トライアスロンに出場したりしている。

要するに、「身体は資本」ということを理解して、自分の体がいつでも動けるような準備体操をしているという話だ。

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「脳を鍛えるには運動しかない」という本の著者ジョン J. レイティらも、運動の良さを書かいている。運動で爽快な気分になるのは、心臓から血液がさかんに送り出され、脳がベストの状態になるから。運動はニューロンの結合をうながし、新たに生まれたニューロンに学習という仕事を与え、道を強固にする。また、運動中に生まれたニューロンは、長期増強を活性化させる。運動は脳も鍛えられるのだ。

4 疲れない睡眠が必要ない体を作れば勝ち

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結局、体の調子を整えて、疲れにくい体を作れば勝ち。田舎でも都会でも、睡眠を制することができれば、あらゆる分野で役立つ。人は1日24時間を誰しも平等に与えられている。1日3時間寝れば活動できる人もいれば、1日8時間も寝なければならない人もいる。3時間の短時間睡眠でいい人は、なかなかおらず、大抵の人は8時間程度の睡眠が必要だ。

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1日の3分の1は睡眠に使って、残りの3分の2で「やりたいこと」に挑戦できる。この1日の残り16時間をダラダラ過ごすのかそれとも、体調万全で疲れにくい体で過ごすかによって、その人の人生に差が生まれる。

要は、日中の16時間、体調良く過ごしながら思う存分やりたいことに打ち込めれば勝ちだ。「今日はだるいからやりたくないな」とか「ちょっと体調が悪いから休もうかな」などネガティブになってしまってはもったいない。

 

週末移住をして健康な身体をつくる

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週末だけ田舎に移住すれば、生活リズムがかなり整う。都会で毎日夜更かしをしてしまうよりも、週末だけ田舎で大自然の中過ごすのは身体に心地良い。

だからこそ質の良い睡眠をしっかりとって、日中、自分の思った通りに体が動かせるような、体力のある体に整えることが「自己投資」になる。日中の活動できる時間を伸ばすことで、自分がやりたいことができる時間を増やすことができる。

「身体は全ての源」になるからこそ「週末移住」してみるのはありだ。