5分でわかる!ランチェスター戦略の解説。パクる!マネする!個人で使える【実践ウェブオンラインマーケティング】

「マネする」「パクる」「模倣する」という戦略がある。それが「ランチェスター戦略」。戦わずして勝つための戦い方としてマーケティングでも使われるランチェスター戦略を個人が実践する方法をまとめてみた。

1 サイトがパクられた!どうすればいい?

「福岡のおしゃれ情報メディア」として作成しているサイトが、どうやら何者かにパクられ、マネされていた。さすがに、一言一句真似されているという話ではないが、記事のタイトルは酷似し、内容もほとんど同じだ。「著作権には反していないが、モラルには反している」といった印象のサイトだった。明らかに、見て作ったのがわかる内容だ。

ただ、こうした「マネされる」という話はよくあること。一言一句同じであれば犯罪だが、「内容が似ている」程度では何の罰もない。よくあることと言ったのは、実はこれ「ランチェスター戦略」という戦略の一つだからだ。

ランチェスター戦略

マネされるのはよくある話

FukuokaB 福岡のおしゃれ情報

2 マネするランチェスター戦略とは?

ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則』にも書かれていることだが、「弱者は強者をマネる」という作戦がある。これは大企業も使っている戦略だ。今、一流と呼ばれている企業は、みんな「マネ」して成長している。

ランチェスター戦略とは、ビジネスでライバルに勝つための戦略論だ。「どうすればあの企業に勝てるのか?」「何が自分たちの事業に足りないのか?」という「勝つため」に必要な作戦が詰まっている。その一つが「模倣する」というマネ戦略だ。

日本のビジネスはアメリカから輸入されている

大手のタイムマシン経営

☑ 日本で時価総額が最も大きいトヨタは、米国のクライスラー車をマネた

☑ 日本一の飲食店は、アメリカ起源のマクドナルド

☑ 日本一のコンビニは、アメリカからセブンイレブンを買収して作られたり

☑ 日本一のアパレル企業ユニクロも、GAPのSPAを模倣した

☑ 日本のアパレル通販も、アメリカのマガシークモデル

☑ 日本のvは、アメリカのチェーンストア理論

☑ 日本で流行っているYoutube, Twitter, InstagramなどSNSはアメリカ起源

☑ 日本の検索エンジンはGoogle、日本の通販はAmazon一強


3 ランチェスター戦略は戦争から作られている

ランチェスター戦略は元々、1914年の第一次世界大戦中、イギリス航空工学研究者のフレディー・ランチェスターが提唱した「ランチェスターの法則」が元となっている。戦争に勝つための「戦略」として考えられた策を、対ビジネスに置き換えて作られた。

さらに、このランチェスターが提唱した戦闘の法則は、2500年前に中国で書かれた「兵法」から考えられたとも言われている。いわゆる「孫子の兵法」と言われ、中国の戦国時代の「戦に負けないための方法」として書かれた戦策だ。キングダム的にいうと軍師の李牧のような2500年も語り継がれる天才だ。

孫子の兵法は2500年経つ今でも読まれ、戦略のベースになっている。『故に、勝を知るに五有り。以て戦う可きと、以て戦う可からざるとを知る者は勝つ。衆寡の用を知る者は勝つ。上下の欲を同じうする者は勝つ。虞を以て不虞を待つ者は勝つ。将の能にして君の御せざる者は勝つ。此の五者は勝を知るの道なり。』という一節がある。

「彼を知り己を知れば百選危うからず」、要するに「なるべく戦わず、相手も自分も知って研究しましょう」という内容があるのだ。


4 マネされるのは当たり前

「パクられた」と冒頭にお話ししたように、「マネされること」は避けられないこと。正直、マネされたからと言って、特に対策をしないわけにはいかない。例え「ランチェスター戦略」として、戦略の一部であったとしても、ほったらかしにしては負けてしまうだけだ。今は勝っているかもしれないが、抜かされてしまう可能性もある。

マネされないコツは、結局「マネされないくらいすごくなる」ということに尽きる。結局、あらゆるビジネスは、「模倣すること」がポイントだ。マネされるのは当たり前で、マネできないくらい作り込む他ない。「10倍すごいものを作る」という話があるように、既存のサービスより10倍いいものを作れれば勝ちだ。

成功した企業で言えば、Amazonは1995年にオープンした当時、「世界最大の書店」として売り出した。インターネット上に、10万冊もの種類の本を抱え、リアル店舗との圧倒的な「差」をつけた。当時、インターネットで本を買うなんて誰もやらなかった時代だ。

ジョフ・ベゾスがAmazonを作った際に、「本」からスタートさせたのは有名な話。書籍のサイズが一定で、送料コストも安く、競合がいなかったからこそ選んだと言われている。

ピーター・ティールの著書、「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」に書かれているように、今から始めるのなら「既にあるモノをまるまるコピーする」のではなく、「既存の10倍のモノを提供する」ことができれば勝つ見込みがあると考えるのが望ましい。

5 大手もマネし合っている

大手もマネし合い、競い合っている。「お得な旅割引」も大手同士がマネし合っている例だ。『楽天トラベルが始めた「福岡の魅力発見割引」』は、『JTBが始めようとしていた「Go To トラベル」』を上手にマネしている。

どちらも「旅行してください!」というキャンペーンだが、違いは「地域限定」にしている点だ。「福岡の魅力発見割引」は、福岡や九州に地域を絞っているため、実施された。かたや「Go To トラベル」は全国が対象であるため、賛否両論あるようで、なかなか実施できていない。

『楽天トラベルが始めた「福岡の魅力発見割引」』は、上手にJTBが打ち出したキャンペーンの穴を埋めた取り組みになっている。

今あるものの10倍をつくればいい

誰にも負けない10倍のモノを作れ

今世の中にあるモノの10倍すごいものをつくれば、基本、誰にでも勝てる。例えば、みんながブログの記事を100記事書いて満足するところを、1,000記事作り込んだり。1日1時間しか仕事しない人がいれば、単純に10時間やり込めば「差」をつけることができる。

6 自分がマネすることも重要

僕もサラリーマン時代、ガムシャラに人の10倍を目指していた。当時のスケジュールが残っていたのだが、朝5時に起きていたようだ。文章はともかく、スケジュールがしっかり組まれていて、限られた1日を何とかして効率よく過ごそうとしていた。

会社を辞めたいと思った気持ちは人よりも10倍強かった。やっぱり、一つの基準は、10倍なのかもしれない。10倍いいモノや、10倍の努力って、長期目線でみると新しいモノを発見できる。もし、新しいコトを始めるのなら10倍を考えてみよう。

僕も今、10倍のスピードで始めた新しいコトを始めている。より面白いコトをするために、気合入れます。

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ランチェスター戦略として「マネする」のは重要

「パクる」と「模倣する」は似ているようで違う。盗作が犯罪になるように、丸々同じものを作るのは違う。ただ、リスペクトしながらインスピレーションを受けるのは良しとされている。

例えば、会社で成績のいい上司の仕事ぶりをマネするのも、自分が仕事ができるようになるための一つの方法だ。マネされるくらい認知されたとポジティブに捉えるのが良いかもしれない。「弱者は強者のマネを差別化する」のが戦略だが、モラルやルールは守らないといけない。

模倣は自分のスキルを高める手段

マネする重要性

絵画では「模写」をして、自分の絵描きの技術を高める。書道でも「臨書」をして、自分の腕を磨く。サイト制作も「模倣サイト」を作ってスキルアップさせる。「模倣とする人のスキルを体感する」「模倣して技能を高める」って、有効な方法だ。