【2024年】海外で流行る6つの最先端ビジネストレンドモデルを日本で先取りしよう
「より最新のビジネスモデル」を知ろう。アメリカや中国など最先端の国のビジネストレンドを先取りして、日本で流行らせよう。今回は、トレンドを深掘りして「自分のビジネスに使える情報」をまとめた。
1 OMOのオンラインとオフライン融合

「オンラインを強化する」のでも「オフラインを特化させる」のでもない「使いやすい方を選ぶ」という流れが起きている。これがOMO「Online Merges with Offline」というオンラインとオフラインの融合だ。
例えば、スーパーであれば「お店で買う人」もいれば、「ネットスーパーを使う人」もいる。もっと言えば、「食材を買わずできた惣菜を買う人もいる。このようなニーズに対応しているのが「中国の最先端スーパーの盒馬鮮生(フーマー)」だ。

普通のスーパーでありながら、ネットで購入もできる倉庫のような働きもありながら、できたての料理をイートインもデリバリーも利用できる便利な場所。
オンラインでもオフラインでも、大きく区別するのではなく「消費者が便利に使えるチャネル」をつくるという流れになっている。
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オンラインとオフライン僕自身、最近、「オフラインとオンラインを融合させる動き」を意識している。『うまみの森』では日本の食のうまみにフォーカスさせながら、オンラインでメディア発信をしながら、日本食を販売するはオフラインの場所をつくっている。 ▷ うまみの森 |
2 ナラティブ経済のプロセスエコノミー

ナラティブという「物語の伝承」もトレンドマーケティングモデルだ。日本では「プロセスエコノミー」の物語経済として認知されつつある。
ストーリーのように感情移入してもらう動きだ。例えば、マンガを読んで主人公に共感するのと同じような、学生の文化祭をみんなで作って一致団結するような感覚に近い動き。
「ファンの人を巻き込みながら物語が伝わる」「マンガの主人公のような没入感のある」ような長期で形成されるビジネスモデル。
ナラティブ経済の事例 | |
プロセスエコノミー2020年に大ヒットした映画鬼滅の刃がアニメの続きを映画館で放送したのと同じだ。会いに行けるアイドルAKB48のファンが応援投票をして盛り上げた「ストーリー」を重視するモデル。 |
『ナラティブ経済学―経済予測の全く新しい考え方』の著者ロバート・シラーさんはナラティブ経済を『物語の伝承』と『感染性のバズ』という要素が重要であると述べられている。
「人に伝えたくなる物語」があって、なおかつ「バズるくらい広がる」ビジネスが注目されている。
3 フロー体験を追求するエンタメ

「好きなことを楽しむ」「やりたいことをする」という「エンタメ」を追求するモデルもジワジワと流行っている。
もっというと「時間を忘れて没頭する」「集中しすぎて夜になっていた」レベルの「フロー体験」を生み出すビジネスは最高だ。
例えるなら、アニメやマンガ、ゲームなど、時間を忘れてやり続けてしまう中毒を生む「エンタメ」こそ最強。
AIで自動化され、より生産性高く効率化された働き方の先にある「時間の持て余し時代」だ。人は、より「楽しさ」や「面白さ」を追求していく。
フロー体験の事例 | |
面白さを追求するこれからは「面白さ」を追求するビジネスがより注目されます。「大人の趣味を追求すること」もフロー体験と同じ動きだ。 |
4 お金稼ぐより楽しみへ

数年前から「お金を稼ぐこと」よりも「幸福度を上げること」を重視しましょうという話をしてきた。ようやく時代は「脱お金」にシフトしてきたような兆しがある。
「FIREムーブメント」や「ミニマリスト」のゆるく楽しく生きる話は、脱お金の流れだ。

例えば、田舎の土地にさつまいもを植えて数百本に育てたり、山にもこもって狩猟生活したり、田舎の島に移り住んで海に潜って魚を突いて暮らすのは、お金を稼ぐことよりも重要だ。
お金のために働くことよりも、人生を豊かにするために行動することが求められる時代。
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5 本質的な環境配慮

「SDGs」や「グリーンプレミアム」など環境に配慮した世界を作るという文脈の言葉が流行り始めてきた。
グリーンプレミアムというワードは、ビル・ゲイツさんの新しい著書『「How to Avoid a Climate Disaster: The Solutions We Have and the Breakthroughs We Need」』で紹介されたニューワード。また、SDGsやサスティナブルのワードは、まだまだ「ファッション」のような感覚で、本質を得た動きではない。サスティナブルのワードを販売促進のために使っている企業もたくさんあるからだ。

ただ、次第に「環境配慮」への取り組みにシフトいるのも事実。電気自動車の自動運転など、長期目線でみるとガソリン車よりも環境によくなる動きになっている。
アメリカのビル・ゲイツやイーロン・マスクを中心に環境保全へ動きそうだ。
6 イーロンマスク時代へ

PayPalで世界を驚かさせ、今や宇宙開発で有名なスペースエックスや脳のニューロンを研究するニューラテクノロジーズなど、世界最先端のビジネスを手がけているイーロン・マスクの動きが世界中で話題だ。
オートパイロットの自動運転車をつくるテスラも、もはや電力エネルギー会社になりつつあるなど話題がつきない。
iPhoneを発表したときのスティーブ・ジョブズのように、熱気的なファンが多い。イーロン・マスクの動きをキャッチすることが、日本のビジネストレンドにも影響している。
ビジネストレンドを試そう

ビジネストレンドをいち早く掴みながら、どんどん実生活に使ってみるのがおすすめ。「情報を使うこと」が必要な時代だ。
「日本で流行っているから使ってみよう」という発想ではなく、「海外で話題になっているから先取りしよう」という感覚になれば、日本で先駆者になれる。
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