2024年以降の次なるトレンド5選。SNSと投資ブームと紛争ムードの背景から読み取る今後の動き
2024年のトレンドは、今の動きから読み取れる。より「二極化する」のはいうまでもない。今後の動きを歴史から俯瞰するのもおもしろい。
*参考資料:本記事は、政府統計人口動態調査、内閣府男女共同参画局、厚生労働省人口統計推移を参考に作成しております。 *消費者庁景品表示法に基づく表記:本サイトのコンテンツはPRプロモーションを含む場合がございます。 |
1 ショート動画と長編YouTube

YouTuberと呼ばれる職業がなりたい職ランキングの上位の常連になったものの、今ではそこまで「潤っていない」。トップユーチューバーと呼ばれるような登録者数が1000万人近いアカウントでさえ、直近の投稿動画は100万再生を下回るアカウントも増えた。
もはや「ユーチューブドリーム」が終わったのではと思うほど最盛期より再生数も収益も落ちているのは事実だ。

2021年ごろからTikTokやYouTubeショートのような短い動画も流行り出したが、収益化しても数万円から百数万円程度の盛り上がりだという。
ショート動画でノンバーバルな言葉が伝わらなくてもわかる動画で単純接触回数で登録者を増やすアカウントか、長編を出しつつマネタイズする動画なのか、二極化している。
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2 投資ブームと終焉

シンプルに投資ブームは日本で起こる。「日本の衆議院解散総選挙がある」と準備されているからこそ、よりお札が刷られるためだ。
今、決まっていることでさえ、「非課税世帯へ7万円、減税として4万円」ばらまかれる。
約3兆円規模のお金配りしかり、岸田内閣がこれだけにとどまるとは考えにくい。自民党が優位になるより多くの政策として、より簡単に支持率があがる「お金配り」として現れるだろう。

お金配りの原理はTwitterのフォロワー集めのお金配りと同じ。お金を配ればフォロワーは増える。質の安いフォロワーでも1票は1票だからこそ、お金配りは効果を発揮する。
要は市場にお金がまわればまわるほど、投資ブームは加速する。それが終われば、より混沌とした世界市場になる。特にアメリカの利上げによる金融引き締めや世界の戦争動向によって変動するのは否めない。
一挙に投資ブームは終焉し、世界恐慌の再来が起こる可能性も否定できない。
3 アメリカも中国も世界が動く

シリコンバレーとともに繁栄した西海岸の大都市サンフランシスコでさえ変わっている。中心地の大型ショッピングセンターやヒルトンホテルでさえ撤退し、浮浪者が集まるテンダーロインがもはやよりカオス状態になっているという。
僕が過ごした10年前でもホームレスは多かったが、今はあの頃と比べ物にならないくらい変化しているという。アメリカの株価から見えづらい実態経済は、悲惨なモノなのかもしれない。

中国もまた、最大の建設会社「恒大集団」が破綻したことでもわかるように、GDPから見えない実態はよくはない。シカゴ大学ハリススクールのルイス・マルティネス教授の研究にもあるように『独裁国家ほどGDPは水増しされる』という見解もある。
我々が見えている世界と実態の姿は異なるモノと捉える俯瞰も必要。世界経済はすでに破綻していると悲観視してもおもしろい。
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4 世界の紛争と日本の憲法改正

世界はより混沌する。東ヨーロッパのウクライナとロシアしかり、中東のイスラエルとハマスしかり世の中は紛争モードともいえる。ここに台湾と中国の有事が起こらないと限らない。
世界の流れはある。人が進化をしていなければ、1929年の世界恐慌ののち、世界大戦へと移行したあの動きと似てくる。アメリカのニューディール政策やイギリスのブロック経済しかり、世界の暴落によって国々との関係に緊張が走ったことが大戦への引き金になった。
歴史は繰り返す。
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5 貧困と富裕層の格差

より二極化するのが格差。驚くほど早いスピードで格差が広がっている。これを体感して対策している人も少ないのが実際のところだ。
一億総富裕層とさえいわれた日本人は、今や総貧困となりつつある。かつて「1番いいモノを持つ」のが当たり前だった日本人の購買感覚は、いまや「中古品でさえ買えない」現状にもなっている。

最新のiPhoneは買えず、ハイエンドのスマホでさえ日本では発売されなくなった。地方では人口が減り財政難になる市町村も増え、「熊が人を襲う」ようになった。
都市部でも似たようなカオスになり、新宿歌舞伎町には東横キッズが集まり、大久保公園周辺には立ちんぼが現れるようになっている。
つい十数年前には「ありえない」とさえ思われていた状況が、今や「当たり前」になってしまった。今後、この二極化はより広がるのはいうまでもない。
世の中は二極化が進む

2024年以降、より世界は二極化が進む。日本はよりカオスな世の中になるのか。それとも楽観的なハッピーな動きなるのか。後者であって欲しいものの、現実は違う動きになるだろう。
だからこそ、どんな時代になろうとも世の中を俯瞰しながら動くのがいい。大きな視点で捉えつつ、できることを準備しよう。