【準備】預金封鎖の逃げ道3つのデフォルト対策!日本破綻シナリオは海外口座作成?

日本の預金封鎖をイメージして、できる限りの準備をしておこう。「逃げ道はあるのか?」「個人に何ができるのか?」できることを今からする。2020年に入って、どんどん明るみになっている「経済の不安要素」を俯瞰しながら、自分たちにできることをしよう。

世界の金融危機が近い?預金封鎖の逃げ道はある?

世界の金融市場がヤバいという話だ。2019年3月7日、レバノンがデフォルトを起こしたことはみなさんもご存知だろう。債務不履行、「預金封鎖」となっている。

また、これまで散々ヤバいと言われていた「ドイツ銀行」の粗相も明るみになってきた。3月11日、ドイツ銀行がAT1債(その他Tierl1債)の返済を見送ると発表した。総額12億5000万ドル、日本円で1320億円相当だ。AT1債とは、CoCo債(偶発転換社債)の一種。

かなりざっくりいうと、ドイツ銀行は、リスクが高い債権を返済できませんとお手上げしたイメージだ。この発表を元に、ドイツ銀行が破綻するとニュースになった。いま延命措置を受けている段階で、いつ破綻するかという状態だ。

実はこのドイツ銀行の悪い話は、先日お伝えした「チャイナショック」と関連している。先日破綻した中国の海航集団が、一時筆頭株主だったことも関係しているのだ。

個人でできる準備をしよう
日本破綻の最悪シナリオから個人ができる準備

日本破綻の可能性

ドイツ銀行が破綻するのは、時間の問題だと言われている。もちろん、日本銀行をはじめ多くの日本の銀行も破綻する可能性がある。ドイツ銀行が5,500兆円以上保有しているといわれているデリバティブを、日本の銀行も数千億円単位で保有しているといわれているからだ。

2008年のリーマンショックが64兆円だったのに対して、ドイツ銀行のこれらの数字は100倍以上にもなる。ドイツ銀行が破綻すれば、芋づる式に、世界経済がより大きく混乱するだろう。

預金封鎖に備えて個人ができる対策

最悪のパターンを想定して、日本のどの銀行が破綻するといわれているのか、預金が封鎖すればどうなるのか、個人でどんな対策ができるのかなどなど、具体的な対策を考えていく必要がある。「歴史」を踏まえ、僕たち個人に今何ができるのかまとめる。

これからどう経済が動くか?

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世界でお金が刷られまくっている

各国で行われている金融緩和

3月16日、アメリカの連邦準備銀行であるFRBと日本銀行が「金融緩和」した。

☑︎ FRBは、金利引き下げを追加で1%
☑︎ 日銀は、ETFを今年2倍購入する

日銀は毎年6兆円分のETFを購入している。このETFの買入れ額を2倍にすると発表したのだ。ETFとは上場投資信託だ。本当にざっくりいうと、日本の上場企業のトヨタやユニクロなど株のセット金融商品。1社の株を購入するのではなく、上場している企業の株を数%ずつ集めた商品だ。これを12兆円分も購入するというイメージ。

ポジティブに言えば、日本銀行は、日本にあるお金を増やして、日本の企業を支えている。ネガティブに言えば、日本の銀行が、日本の企業の株を購入しているので、日経平均株価が実質価格よりも吊り上がっているという見方があるのだ。

株価が下がりすぎると、日本経済が大混乱する。だからこそ、とりあえず延命治療をしたイメージだ。ただし、この治療もあまり効かず、思ったほどの効果が出ていないと言うのが全体の見方。

これから、宿泊業界や旅行業界、航空関連やイベント、チケット販売の企業をはじめ、倒産する企業が出始めている。日本のゲストハウスが倒産したり、アメリカの航空製造会社、ボーイング社も危ない状況だ。これからより目に見える形で経済が動いていくのが実感できるはず。

1 いつもアメリカが鍵になる

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多くの投資家は、ある日をベースにイメージをつける。例えば「大統領選挙」や「アメリカの利上げや利下げ」、「戦争への参入」など大きなことをきっかけにことが進む。この日まで、あらゆる手を使って世界経済は「延命治療」されると読んでいる人も多い。ただ、これはあくまで指標材料の一つに過ぎない。未来は誰にもわからないので、この日までに経済が大きく動くこともある。

一つ言えるのは、今後、近い将来、リーマンショックの数百倍の経済危機が起こることは多くの人が想像していることだ。この話はまた詳しくまとめていく。

2 最悪のパターンをイメージしておく

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一番最悪のパターンを予測しておくことで、ある程度の「対策」ができる。日本経済の最悪のパターンは、「日本が破綻」すること。

日本が破綻すれば、連鎖的に「預金封鎖」がおこることも考えられるだろう。預金が封鎖されれば、銀行は機能しなくなる。

ちょっとイレギュターだが、1946年、日本も実質破綻した歴史がある。これは、第二次世界大戦の敗戦によるものだ。預金は封鎖され、物価が上昇するハイパーインフレが起こった。

また、1997年7月2日のタイバーツが暴落したことをきっかけに始まった「アジア通貨危機」が東アジアに大打撃を与えた。この同年12月、韓国は破綻し、国際通貨基金であるIMFに支援要請している。

2020年、コロナショックを引き金に、世界経済はどんどん動いている。「起こるはずがない」と思われていたことが、起こってしまう世の中だ。

今や、中国をはじめ、中国輸出に依存していた韓国も危ういと言われ、デリバティブをつかまされていたドイツ銀行も、ドイツ経済におんぶに抱っこのEU圏内全域もどうなるかと言われている。

3 個人にできることは何か?

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こうした激動の時代こそ、個人にできるのは、身の回りを整理することくらいだ。日本ではペイオフと呼ばれる1,000円までの元本を保証する制度がある。これは、金融機関が預金等の払い戻しができなくなった場合に、預金者を保護し、資金決済の確保を図る目的のものだ。上限は1,000万円。

1金融機関に対して1口座が元本保証されるため、一般的に1,000万円以上の預金は別の金融機関に分散させるのがセオリーとなっている。ただ、日本が破綻するような危機であれば、どこの金融機関も麻痺しているはずだ。

また外貨への預金も選択肢の1つ。ただし、今の時点でこれから外貨に変更するのは少なからずリスクがある。

今、短期でできるもう一つの方法は、タンス預金を増やすことかもしれない。タンスに現金をしまうことからこの呼び方がされている。「キャッシュ・イズ・キング」と言われるように、今、現金化している流れが起きている。現金として手元に置いておくことで、預金封鎖時の、預金引き出し制限に備えることもできる。

最悪の預金封鎖への準備

預金封鎖への準備

歴史は繰り返されている。戦後日本は「預金封鎖」をして、新しいお金へ移行させた。引き出せるお金に上限を設けて、資産を没収した経緯がある。ただ、この預金封鎖された当時、「個人口座」は封鎖されたものの、「法人口座」は使用できたという話もある。要するにリスクを分散させて資産を確保する考えは必要だ

不況こそチャンスとポジティブに考える

激動の時代こそ、チャンスだとポジティブに考えるのがベストだ。これから年末にかけて、より世界は大きくシフトしていくことだろう。今後のことを俯瞰しながら、今の自分に何ができるのか、どうすればいいのか、考えて準備するのがおすすめだ。僕もどんどん準備していく。

日本脱出の準備をしておく

正直、日本の未来は明るくはないだろう。だが、悲観していても仕方がない。最悪のシナリオである日本破綻を想定し、日本脱出もできるよう。、自分にできることを考えておく必要がある。2020年以降これからの時代は、無形資産が世界を席巻していくだろう。日本を脱出する若者が増えている今、脱出できるような無形資産を整えておくべきだ。今現在ある無形資産のビジネスモデルから、個人が実際に無形資産を作る方法を実際にやってみた。

個人でできる準備をしよう
【実践】日本脱出できるよう無形資産を整える

これからの時代がどうなるのか?空気は重い

1 世界の空気は重い

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最近の世界の空気は重い。東欧ではロシアとウクライナが戦争をはじめて1年以上が経つ。中東ではハマスとイスラエルが戦争を始めた。

世界でも戦争が起こり得ると注目されていた場所だからこそ、今後の動きに注目度が高まる。そして、次に点火されると想定されているのが台湾。

台湾有事となれば隣国の日本への影響も計り知れない。他国からの攻撃による「沖縄の住民が九州へ避難するシュミレーション」が行われたり、「憲法が改正され軍隊を持つこと」への動きもある。

第三次世界大戦へのシナリオをイメージしながら、徴兵されると想定する人さえいるなど、世界の雰囲気はかなり重いともいえる。

2 2024年日本はどうなるのか?

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結局、日本はどうなるのか。未来は誰にもわからないからこそ、最悪のシナリオ、最良のパターンなどさまざまなパターンで想定できる。

ただ、1番多く目にするのは「日本は変わらない」という想定。日本は「世界最先端の高齢化コミュニティ」だからこそ、今後もそこまで「変化しない」という見方が強い。 

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厚生労働省の簡易生命表の概況」によると、日本の平均寿命は男性が81歳、女性は87歳と長い。日本の平均年齢も50.5歳となり、高齢化した国なのはいうまでもない。毎年50万人以上の人口が減り、高齢者を高齢者が面倒を見る国になっている。

1950年代の高度経済成長や1980年代のバブル経済など、人口増加や国の発展余剰のあった発展途上国の時代から成熟した時代へと移行した。

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超高齢化する日本

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3 高齢社会は保守な選択をする

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今現在、日本は保守的な動きが多い。世界的にマスクが解禁されていたにもかかわらず日本社会はマスクをつけることが当たり前の空気だったり、世界は開国しても日本は閉ざされたままだったりと西側よりも動きが慎重であることはいうまでもない。

世界と比べ、日本はより日本らしさを貫く。日本は日本独自の選択をし続け、高齢者が求める政治選択がなされる。例えるなら、地方で子供向けの公園が増えるのではなく、高齢者向けのゲートボール場が増えるあの動きが加速する。

より平穏で高齢者には暮らしやすい世の中が維持されるという見方が妥当だろう。

4 2050年の日本

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2050年の世界 見えない未来の考え方』の著者、ヘイミシュ・マクレイさんは、日本の未来をこう述べている。

『要するに、日本は日本でありつづける。日本を際立たせる特徴はさらに顕著になる。日本はより日本的になり、いまよりも特殊になり、世界から見れば異質になっていき、社会のありように関する世界の考え方からさらに切り離されていき、いまの社会のありかたは日本人にとって正しいものだという思いを深める。』

『実際、過去 30 年間にだんだんそうなってきている。』とあるように、過去を振り返れば、日本は成熟した。

5 第三次世界大戦への徴兵はあるか?

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未来は誰にもわからない。戦争は「空気」がそうさせた。といわれるように、これからの未来はどうなるのかわからない。ただ、著者はそこまでの最悪のシナリオへは進まない見方をしている。

『日本は内向きになりすぎて、力を増す中国に対抗する勢力にはなれない。自国の領土は防衛するが(この問題についてはここでは論じない)、中国の領土拡大を止める盾には加わらない。盾はおそらく必要ない。中国は、自国の固有の領土であるとする地域を占拠すれば、そこで踏みとどまる。いずれにしても、中国の領土拡張の野望はやがてついえるというのが本書の大きなテーマの一つである。』

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日本は海外へリソースを割けるほど余力はない状態かもしれない。また中国は中国で海を超えて領地を拡大するまでの動きまで持たないという見方もある。

いずれにせよ、大戦を起こせるほどの余力はなく、各国は自国の統治に労力がかかるという。

6 未来はわからないからこそできることをする

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常に意識すべきことは、未来は誰にもわからないこと。世界全体の動きを俯瞰しながら、自身の最適解を見つけるのがいい。

人によっては海外へ行き永住権を目指すのもいい。ある人によっては徴兵されるのがいいという人もいる。最良、最悪のシナリオをイメージしつつ、どんな時代になろうとも、できることをするのがいい。

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日本破綻のシナリオを歴史から知る

「歴史は繰り返す」からこそ、日本崩壊のシナリオをイメージして準備しよう。1946年、かつて日本は実質破綻した。第二次世界大戦に負け、アメリカGHQの統治下におかれた。2020年、コロナショックという名の原油価格暴落騒動から始まる金融危機が起きている。この最悪のシナリオは「日本が破綻すること」だ。今回は、日本破綻シナリオをイメージしながら、個人ができる準備をまとめていく。

資本主義の歴史は繰り返されている
1913 FRB連邦準備制度設立 アメリカの民間銀行
1919 ヴェルサイユ条約 WW1 ドイツとオーストリア
1929 世界恐慌
1930 ニューディール政策 ルーズベルト金融緩和
1933 グラス・スティーガル法
1939 第二次世界大戦
1946 日本実質破綻・GHQ財閥解体
1949 1ドル=360円が米国政府の決定
1971 ニクソン・ショック 360 円の固定相場制が一方的に転換
1973 金本位制から兌換
1973 中東戦争によるオイルショック
1979 第二次オイルショック 貿易赤字
1979 ボルカーFRB(米連邦準備制度理事会)議長のインフレ対策の高金利政策でドル高
1985 プラザ合意 レーガン大統領 ドル安転換
1985/3 ペレストロイカ ソ連
1986 バブル経済
1987 ルーブル合意 ドル高へ
1989 ベルリン崩壊
1991 ソ連崩壊
1999 バブル崩壊
1995/4 G 7ドル高政策
1995 アジア通貨危機
1997/7/2 バーツ暴落 IMF支援要請
1997/11インドネシア IMF支援要請
1997/12 韓国破綻 IMF

ちょっとイレギュターだが、1946年、日本も実質破綻した歴史がある。これは、第二次世界大戦の敗戦によるもの。物価が上昇するハイパーインフレが起き、預金は一部封鎖された。この時、新円切替が行われ、国民は強制的に「資産」を没収された歴史がある。

また、1997年7月2日のタイバーツが暴落したことをきっかけに始まった「アジア通貨危機」が東アジアに大打撃を与えた。この同年12月、韓国は破綻し、国際通貨基金であるIMFに支援要請している。

また2011年にはギリシャ、2013年にはキプロス、2020年にはレバノンと多くの国が破綻している。破綻してIMFヘ支援要請を出し、場合によっては預金封鎖まで起きているのがパターンだ。

2020年、コロナショックを引き金に、世界経済はどんどん動いています。「起こるはずがない」と思われていたことが、起こってしまう世の中。今や、中国をはじめ、中国輸出に依存していた韓国も危ういと言われ、デリバティブをつかまされていたドイツ銀行も、ドイツ経済におんぶに抱っこのEU圏内全域もどうなるかと言われている。

破綻シナリオを歴史から学ぶ

不動産バブル崩壊シナリオ
金融緩和の金利引き下げでローンが組みやすくなる・規制緩和のユーロ開始で外貨が流れ込む
不動産バブルが起こる
5年あまりで不動産価格が低迷
個人の資金繰りが滞り不動産売る
デフォルト続出
アメリカ格付け会社が格付け下げる
株価大暴落
シャドーバンキング・仕組み債・デリバティブ(CDS/CLO/債務担保証券CDO)爆発
投資銀行倒産(農林中金/JAバンク/みずほ)
半分の銀行倒産、残りは公的資金投入
ハイパーインフレ物価100倍
預金封鎖でインフレ抑制
預金制限で週3万円、封鎖は3年もある
国債デフォルトシナリオ
逆イードル
株高
年金GPIFと日銀が国内株を買えなくなる
アメリカ格付け会社が格付け下げる
株価大暴落
政府は日銀に日本国債を買わせ、日銀は長期国債を売り払う
国債価格下落、長期金利が上昇
銀行が保有する国債の含み損
2022 銀行を中心に日経平均株価大暴落
国債返済できないため実質破綻
半分の銀行倒産、残りは公的資金投入
IMFへ支援要請
金融緩和・通貨供給大
ハイパーインフレ物価100倍
預金封鎖でインフレ抑制
ベイルインで1000万円以上を預金没収もある
円安1ドル1,000円
外資が割安になったときに日本資産を買い漁る

2015年に既に中国バブルは崩壊した?

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今注目しているのは、中国経済だ。中国の勢いがすごい。中国バブルだと言われるほどで、世界中に中国マネーがどんどん出回っている。ただ、実は最近、中国でちょっとした事件が起きた。

それは、2020年2月21日の巨大複合企業の海航集団(HHAグループ)が破綻したことだ。負債は16兆円。中国の巨大コングロマリッドの一社が倒産したのだ。

表向きは「コロナ」の影響で、経営難になったということだが、実態は「中国バブルの崩壊」の波にすぎない。先月19日にはテクノロジーコングロマリッドの北大方正集団が負債4兆8283億円で破綻。さらに、包商銀行、錦州銀行、恒豊銀行などの銀行が軒並み破綻している。

つい最近まで、「米中の経済戦争」をしていたにもかかわらず、今、中国の会社では、どんどん資金繰りが悪化して、経営破綻している企業が増えているのだ。

ポイント

資本主義の歴史は繰り返される

歴史は繰り返されていることを踏まえて、前の動きを知っておくことも必要。

 

日本のバブル崩壊と同じ流れ

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この動きって実は、「日本のバブル崩壊」に似ている。日本は、1997年11月24日、当時、四大証券といわれた山一証券が破綻した。負債総額3兆円。戦後最大の破綻と言われたくらいの衝撃だ。翌1998年には、日本長期信用銀行破し、国営化されている。ここから日本は平成30年の不景気に突入していった。

実はこの海航集団、ヒルトンの株を25%も保有していた。そして今、売却している。これから、芋づる式に中国資本の「海外不動産」が売却されていくだろう。かつて日本のダイエーが1999年にハワイのアラモワナショッピングセンターを売却したように。今後、この日本のバブルの動きと同じことが起こるとも言える。

2020年3月に起きた倒産の始まり?

宿泊業界や旅行業界、航空関連やイベント、チケット販売の企業をはじめ、倒産する企業が出始めている。もちろん、コロナの影響もあるが、それまで「隠れていた」負債部分が、表向きに現れただけだ。要するに、もともと悪かった経営状態が、コロナでより悪くなって経営存続できなくなった形がほとんどだ。

日本のゲストハウスが倒産したり、アメリカの航空製造会社、ボーイング社も危ない状況。これからより目に見える形で経済が動いていくのが実感できるはず。

最悪の預金封鎖への準備

預金封鎖への準備

歴史は繰り返されている。戦後日本は「預金封鎖」をして、新しいお金へ移行させた。引き出せるお金に上限を設けて、資産を没収した経緯がある。ただ、この預金封鎖された当時、「個人口座」は封鎖されたものの、「法人口座」は使用できたという話もある。要するにリスクを分散させて資産を確保する考えは必要だ

 

個人ができる準備

1いつでも移動できるように身軽にする

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生活に必要な最高のアイテムをパッキングしよう。1ヶ月の生活を「リュック1つ」でできるように整えることも一つ。日本脱出しなければならない時に、どこにも動けないくらい「大量の荷物」を持つことはできない。

自分に本当に必要なものだけを「厳選する」ことも必要だ。僕はこれまで大量の荷物を持ち歩いていた。一つずつ自分のアイテムを見直すことで、ようやく私物を減らすことができた。そのリュックの中身がこちらの記事。

俺のライフパッキング08。1ヶ月の旅は、バックパック一つで過ごす。

ポイント

いつでも脱出できる準備をする

私物を全て1つのリュックに収めれば、どこでも生きていける。

2どこでも生きていけるコミュニケーション力をつける

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最低限どのコミュニケーションスキルを身に付けておこう。言語を勉強しておくだけで旅の楽しさは激変する。言いたいことが言えないもどかしさを感じるなら、英会話のスキルを身に付けておこう。英語は独学で楽手できる時代になった。英語ができるだけで旅の楽しさはぐんと変わる

英会話は、「独学」でも学習できる。自分にあった学習方法を探すことで、「効率よく」そして「継続」させて学習できれば、自ずと「結果」がでてくる。英会話スクールへ通ったとしても、英語の学習は、結局、「自分でどれだけがんばったか」に尽きる。わざわざ、何十万円もの大金を払って英語を勉強しなくていい。英語は独学で勉強できる。英語学習に使えるテキストを記事にした

英語上達完全マップを10ヶ月やってみたを9ヶ月やった結果と現在

ポイント

やっぱり英語は必要

英語があればコミュニケーションが取れる。もちろん、自動翻訳も発達しているが、やっぱりあると生活しやすい。

3自分で自分のビジネスを作ってみる

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副業をしよう。個人で生きなければならない今、自分のビジネスを作るのは必須だ。日本がだめな時に自分でできることを探そう。仕事のアイデアは山ほどある。自分に合っているものを探してどんどん実行していくだけだ。副業の100のアイディアをこちらにまとめた。

副業100のアイディアで月100万円以上稼いで好きなことで収益をあげる方法

ポイント

政府や会社はあなたを守ってくれない

守ってもらえない前提で自分の仕事を作っておくのは自然な流れ。

 

歴史を紐解いて先読みする

「歴史は繰り返す」とよく言われるが、バブル崩壊後の日本と同じ動きを中国は歩んで行くのか。今後の中国の動きを含め、日本はどうなっていくのか、はたまたアメリカの経済は大丈夫なのか。そんな世界情勢を「歴史」を読み解きながら研究中だ。

歴史を紐解いて、次の日本経済の動きを先読みしていく。日本経済がいつ大きく動くのか、そして、最悪の事態はどうなることなのか、僕たち個人が何をすべきなのか。マガジンで紹介していく。