【事例】安い日本は問題?円安の次にくるビジネストレンドはタダ活フリーミアム

「タダ活」をしよう。最近、「無料」の情報をひたすら集めていた。これまでは「安い」情報を探していたのだが、次にムーブメントになるのは「無料」だろう。

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1 自由に使えるお金が減った日本

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「日本が貧困になった」「貧乏になった」という話を「日本が安くなったことがわかる本」や「日本がヤバい貧困の話」で投稿したように、どんどん「安いモノ」が求められる世の中になってきた。

ついこの前までは「ルイ・ヴィトン」や「シャネル」などのハイブランドと呼ばれるファッションブランドが人気だったものの、今では「ブランド服を買う余裕がない」「服にかけるお金がない」人も増えている。

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例えば、今では「ユニクロさえ高価」だと感じる層もでて、今まで以上に「ジーユー」の人気がでている。さらに服好きのお金の使い方も変化している。ユニクロの「Jil Sander」とのコラボや「Maya Kurogouchi」の人気ぶりからもわかるように、ファッション好きも服にお金をかける可処分所得が減ったと考えられる。

要するに、好きなことや趣味など「自由に使えるお金が減ってきた」わけだ。

「日本が安くなった」。正直、まだまだ「日本が安い」と実感できないところも多いとはず。「コロナの影響で失業者数が増えた」「ボーナスがなくなった」と言うような小さな変化が起きているものの「安くなった」と実感できている人は少ない。

実際に安くなった日本を実感するのは、コロナが終わった後に外国人観光客がより増えたときに感じるのかもしれない。外国人にとってはより安くなった日本を観光する人が増えていく。

要するに、今後、どんどん日本の安さを実感することが増えてくる。

安くなった日本

変わった日本

☑︎ 貯金ゼロが23.1%
☑︎ 世界一安いディズニーの入場料
☑︎ 世界一安い100円均一ダイソー
☑︎ 内容量が減ったお菓子
☑︎ 安いユニクロからもっと安いジーユーへ

2 安いモノが求められる日本

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日本はこれまで以上に「安いモノ」が求められるようになった。30年以上の不景気から、娯楽品を「買えない」状況になっている。要するに「購買余力」がなくなっていると言える。

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「安いからユニクロで買う」時代から、「ユニクロは高いからジーユーで買う」時代だ。10年以上前のユニクロは、「安かろう悪かろう」と揶揄されていたレベルだった。「ユニ被り」なんて言われたほどダサいと思われていたし、なんなら、ショップ店員は「ここ10年以上、ユニクロに行ったことさえない」と「ユニクロに行かないこと」を自慢気に話していた時代があったほどだ。

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それが今やユニクロが世界で一人勝ちしている。世界一のアパレル企業になった。ファッション好きもユニクロで買うのがステータスになっているくらいだ。もっと言うと、「ハイブランドやファッション好き」は、これまで使っていたファッション代を「ユニクロのコラボアイテム」に使う流れになってきた。

娯楽品である「ファッションを買う余裕がない」「使うお金がない」という流れだ。より安くていいモノを求め始めた結果、ユニクロやジーユーのような安くてコンテンツがしっかりした服を選ばざるを得なくなったという流れ。

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3 タダ活が流行る

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いままでより「安いモノ」が求められている時代だ。より安くていいモノを求めて世の中が動いている。その行く末が「無料」だ。

今後、「安さ」の先にある「タダ」が進む。クリス・アンダーソンさんが提唱した「フリーミアム」にもあるように、無料を使ったマーケティング戦略は、今後、より広がっていくだろう。

「タダでもらえるものほど高いものはない」と言われているが、よりタダなモノを求める人が増えていく。今後は、安さに比例してタダも延びるわけだ。

4 安いから無料へ

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今でこそ安い商品や安いサービスがはやっている。ですが、「安い」モノですら高く感じるようになりつつある。例えば、かつて「安かろう悪かろう」といわれていたユニクロですら買えなくなった状況もその一つ。

要するに、安いと感じていたものが高いと感じるほど、お金に余裕がなくなるわけだ。そこで、「安い」の次に流行るのは「無料」。

安いものが求められるのではなく、はなから「無料」のものが求められるようになります。その一つが「タダ活」。タダで利用できる、0円で使えるサービスが注目されつつある。

「タダの商品ほど高いものはない」とよく言われるが、「フリー」で使えるモノが注目を浴びる。生活に使える余裕資金がなくなっていくため、無料で使えるサービスを利用せざるを得なくなっていく。

 

タダ活!無料で試してみよう

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「無料」が流行るからこそ、どんどん無料で試すのがよさそうだ。これからタダ活が、より流行るからこそ、自分自身で体験してみる価値がある。僕自身、これまで無料の英会話教室や家賃がタダになる方法などを試してきた。

消費者にとっても、サービス提供者にもっても価値がある「フリーミアム」はこれからも増えていきそうだ。

だからこそ、無料を意識して試してみよう。サービスを使う側でも、ビジネスをつくる側でも、無料のマーケティングを体験しながら考えることは必要だ。

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無料!タダ活まとめ

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タダ活完全マップ

日本はこれからより安くなっていくのかもしれない。人口が増えない内需主導型の国は、今後20年以上の大成長は見込めない。より安くより無料で使えるサービスが増えていく一方、労働賃金がどんどん減っていくことが目に見えてる。

日本人の愛国」の著者、マーティン・ファクラーさんは、日本のことを説明しています。「治安はよく、清潔で、秩序だってある。歴史を大切にし、美しい自然の風景も残っている。」と日本を称賛してくれている。

「治安はよく、清潔で秩序がある日本」は、今後どのようになっていくのか。治安は悪く、出場もなく不清潔な国になってしまうのか。

将来を悲観しすぎず、自分たちにできることを少しずつやっていく必要がある。