【日本社会は一度レールから外れると死ぬ?】4つの失敗に価値がある理由

「日本は一度レールから外れると終わりだ」とか、「ドロップアウトしたら死ぬのと同じ」という話がある。ただ、実際はどうだろうか。

最近、「失敗すること」を大切にしている。失敗するためには行動しなければならない。実は「失敗」って必要なことだ。

1 レールから外れると死ぬのか?失敗は必要

よく「失敗が大切だ」「失敗しないと成長しない」と言われている。だが、正直みんな「失敗したくはない」と思っている。ここがポイントで、「失敗したくない」人が多いからこそ、「失敗に価値がある」わけだ。

ムダな買い物で失敗したくないからこそ、ネットを使って事前に口コミを調べたり、より安く買える場所を探す。デートに失敗したくないからこそ、事前に人気のレストランを調べたり、鉄板料理のレシピを研究したりする。

要するに、人は「失敗しないため」に、成功するための情報を集める。だからこそ、失敗の情報に価値が出てくる。

2 失敗に厳しい日本社会

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「受験に落ちた」「社会のレールから外れた」という失敗は、「悪いこと」のように扱われがちだ。当の本人からすると、志望大学に受からなかったり、入りたかった会社に就職できないことは死活問題だろう。まるで「人生がオワタ」ように絶望することさえある。

特に日本は「失敗にかなり厳しい国」だ。会社でミスをすれば、出世街道から外れる。そのため、会社の役職につく「偉い人」の多くは、「一度も失敗したことがない無難な人」がなりがちだ。

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企業が安定成長している時期は、失敗しない人が経営をすることで安定する。しかし、イノベーションが必要な革命的成長が必要な時期は、無難な人ほど改革ができない。「前例にないことは失敗する確率も上がるためできない」し、「失敗するような新しいことはできない」わけだ。

アメリカのビジネス界隈で一大ブームになったクレイトン・クリステンセン教授の著書、「イノベーションのジレンマ」にもあるように、一度イノベーションを起こした企業は、再度、成功を起こすことにかなりのエネルギーを必要とする。過去の栄光が頭に残って、新たな挑戦ができなくなるわけだ。

3 1日1失敗をめざす

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だからこそ、最近「あえて失敗をする」ことに挑戦している。イメージは、1日1回失敗をする感覚だ。よく「1日1回は新しいことをしよう」という話をよく聞く。確かに、毎日新しい挑戦をすると、毎日新たな情報が手に入る。

ごく簡単なことといえば、「毎日違う昼食を食べる」のも挑戦の1つだ。小さな変化を楽しめる人でなければ、大きな変化を起こすことはできないからだ。「毎日違うランチを選ぶような小さな変化さえできない人は、自分を変えるような大きな変化は起こせない」ということだ。

だからこそ、「1日1つ新しいことをする」のはあり。もっと言うと、「1日1失敗する」くらい新しい挑戦をし続けることができれば、もっといい。1日1回の失敗をするためには、より多くの新しい経験をしなければならない。それくらい「失敗すること」は必要だ。

4 人生一度だからこそ失敗しよう

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最近の趣味は「失敗すること」だ。失敗するまで毎日、ひたすら「新しいこと」に挑戦し続けている。「失敗」には価値があるし、失敗しなければ人生は面白くない。このマインドセットができれば、何事も面白く挑戦できる。失敗は情報収集のネタ集めだ。

実は失敗はネタになる。例えば、100の「失敗」を集めたのが「これからの時代の個人のビジネスモデル実践集|副業アイデア100」の本だ。これまで、僕が「失敗してきた副業」のまとめが本になっている。要するに、ただの失敗集。実はこの失敗集がネタとなり、人生にいかせている。

人生は1度しかない。一度の人生で失敗を恐れていては何も始まらない。正直、失敗する事は日常茶飯事だ。失敗したからといって命を奪われるほどのことはほとんどない。だからこそ社会のルールから外れたとしても自分なりに頑張ればいいだけだ。

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