【日本破綻のシナリオは?】日銀崩壊して終わり?デフォルト前に海外へ逃げる準備を
「歴史は繰り返す」からこそ、日本崩壊のシナリオをイメージして準備しよう。
1946年、かつて日本は実質破綻した。第二次世界大戦に負け、アメリカGHQの統治下におかれた。2020年、コロナショックという名の原油価格暴落騒動から始まる金融危機が起きている。この最悪のシナリオは「日本が破綻すること」だ。今回は、日本破綻シナリオをイメージしながら、個人ができる準備をまとめていく。
日本破綻のシナリオを歴史から知る
資本主義の歴史は繰り返されている | |
1913 FRB連邦準備制度設立 アメリカの民間銀行 1919 ヴェルサイユ条約 WW1 ドイツとオーストリア 1929 世界恐慌 1930 ニューディール政策 ルーズベルト金融緩和 1933 グラス・スティーガル法 1939 第二次世界大戦 1946 日本実質破綻・GHQ財閥解体 1949 1ドル=360円が米国政府の決定 1971 ニクソン・ショック 360 円の固定相場制が一方的に転換 1973 金本位制から兌換 1973 中東戦争によるオイルショック 1979 第二次オイルショック 貿易赤字 1979 ボルカーFRB(米連邦準備制度理事会)議長のインフレ対策の高金利政策でドル高 1985 プラザ合意 レーガン大統領 ドル安転換 1985/3 ペレストロイカ ソ連 1986 バブル経済 1987 ルーブル合意 ドル高へ 1989 ベルリン崩壊 1991 ソ連崩壊 1999 バブル崩壊 1995/4 G 7ドル高政策 1995 アジア通貨危機 1997/7/2 バーツ暴落 IMF支援要請 1997/11インドネシア IMF支援要請 1997/12 韓国破綻 IMF |
ちょっとイレギュターだが、1946年、日本も実質破綻した歴史がある。これは、第二次世界大戦の敗戦によるもの。物価が上昇するハイパーインフレが起き、預金は一部封鎖された。この時、新円切替が行われ、国民は強制的に「資産」を没収された歴史がある。
また、1997年7月2日のタイバーツが暴落したことをきっかけに始まった「アジア通貨危機」が東アジアに大打撃を与えた。この同年12月、韓国は破綻し、国際通貨基金であるIMFに支援要請している。
また2011年にはギリシャ、2013年にはキプロス、2020年にはレバノンと多くの国が破綻している。破綻してIMFヘ支援要請を出し、場合によっては預金封鎖まで起きているのがパターンだ。
2020年、コロナショックを引き金に、世界経済はどんどん動いています。「起こるはずがない」と思われていたことが、起こってしまう世の中。今や、中国をはじめ、中国輸出に依存していた韓国も危ういと言われ、デリバティブをつかまされていたドイツ銀行も、ドイツ経済におんぶに抱っこのEU圏内全域もどうなるかと言われている。
破綻シナリオを歴史から学ぶ
不動産バブル崩壊シナリオ | |
金融緩和の金利引き下げでローンが組みやすくなる・規制緩和のユーロ開始で外貨が流れ込む 不動産バブルが起こる 5年あまりで不動産価格が低迷 個人の資金繰りが滞り不動産売る デフォルト続出 アメリカ格付け会社が格付け下げる 株価大暴落 シャドーバンキング・仕組み債・デリバティブ(CDS/CLO/債務担保証券CDO)爆発 投資銀行倒産(農林中金/JAバンク/みずほ) 半分の銀行倒産、残りは公的資金投入 ハイパーインフレ物価100倍 預金封鎖でインフレ抑制 預金制限で週3万円、封鎖は3年もある |
国債デフォルトシナリオ | |
逆イードル 株高 年金GPIFと日銀が国内株を買えなくなる アメリカ格付け会社が格付け下げる 株価大暴落 政府は日銀に日本国債を買わせ、日銀は長期国債を売り払う 国債価格下落、長期金利が上昇 銀行が保有する国債の含み損 2022 銀行を中心に日経平均株価大暴落 国債返済できないため実質破綻 半分の銀行倒産、残りは公的資金投入 IMFへ支援要請 金融緩和・通貨供給大 ハイパーインフレ物価100倍 預金封鎖でインフレ抑制 ベイルインで1000万円以上を預金没収もある 円安1ドル1,000円 外資が割安になったときに日本資産を買い漁る |
激動の時代こそ歴史から未来予測する
2015年に既に中国バブルは崩壊した?
今注目しているのは、中国経済だ。中国の勢いがすごい。中国バブルだと言われるほどで、世界中に中国マネーがどんどん出回っている。ただ、実は最近、中国でちょっとした事件が起きた。
それは、2020年2月21日の巨大複合企業の海航集団(HHAグループ)が破綻したことだ。負債は16兆円。中国の巨大コングロマリッドの一社が倒産したのだ。
表向きは「コロナ」の影響で、経営難になったということだが、実態は「中国バブルの崩壊」の波にすぎない。先月19日にはテクノロジーコングロマリッドの北大方正集団が負債4兆8283億円で破綻。さらに、包商銀行、錦州銀行、恒豊銀行などの銀行が軒並み破綻している。
つい最近まで、「米中の経済戦争」をしていたにもかかわらず、今、中国の会社では、どんどん資金繰りが悪化して、経営破綻している企業が増えているのだ。
ポイント | |
資本主義の歴史は繰り返される歴史は繰り返されていることを踏まえて、前の動きを知っておくことも必要。 |
日本のバブル崩壊と同じ流れ
この動きって実は、「日本のバブル崩壊」に似ている。日本は、1997年11月24日、当時、四大証券といわれた山一証券が破綻した。負債総額3兆円。戦後最大の破綻と言われたくらいの衝撃だ。翌1998年には、日本長期信用銀行破し、国営化されている。ここから日本は平成30年の不景気に突入していった。
実はこの海航集団、ヒルトンの株を25%も保有していた。そして今、売却している。これから、芋づる式に中国資本の「海外不動産」が売却されていくだろう。かつて日本のダイエーが1999年にハワイのアラモワナショッピングセンターを売却したように。今後、この日本のバブルの動きと同じことが起こるとも言える。
2020年3月に起きた倒産の始まり?
宿泊業界や旅行業界、航空関連やイベント、チケット販売の企業をはじめ、倒産する企業が出始めている。もちろん、コロナの影響もあるが、それまで「隠れていた」負債部分が、表向きに現れただけだ。要するに、もともと悪かった経営状態が、コロナでより悪くなって経営存続できなくなった形がほとんどだ。
日本のゲストハウスが倒産したり、アメリカの航空製造会社、ボーイング社も危ない状況。これからより目に見える形で経済が動いていくのが実感できるはず。
最悪の預金封鎖への準備 | |
預金封鎖への準備歴史は繰り返されている。戦後日本は「預金封鎖」をして、新しいお金へ移行させた。引き出せるお金に上限を設けて、資産を没収した経緯がある。ただ、この預金封鎖された当時、「個人口座」は封鎖されたものの、「法人口座」は使用できたという話もある。要するにリスクを分散させて資産を確保する考えは必要だ。 |
個人ができる準備
1いつでも移動できるように身軽にする
生活に必要な最高のアイテムをパッキングしよう。1ヶ月の生活を「リュック1つ」でできるように整えることも一つ。日本脱出しなければならない時に、どこにも動けないくらい「大量の荷物」を持つことはできない。
自分に本当に必要なものだけを「厳選する」ことも必要だ。僕はこれまで大量の荷物を持ち歩いていた。一つずつ自分のアイテムを見直すことで、ようやく私物を減らすことができた。そのリュックの中身がこちらの記事。
▷ 俺のライフパッキング08。1ヶ月の旅は、バックパック一つで過ごす。
ポイント | |
いつでも脱出できる準備をする私物を全て1つのリュックに収めれば、どこでも生きていける。 |
2どこでも生きていけるコミュニケーション力をつける
最低限どのコミュニケーションスキルを身に付けておこう。言語を勉強しておくだけで旅の楽しさは激変する。言いたいことが言えないもどかしさを感じるなら、英会話のスキルを身に付けておこう。英語は独学で楽手できる時代になった。英語ができるだけで旅の楽しさはぐんと変わる。
英会話は、「独学」でも学習できる。自分にあった学習方法を探すことで、「効率よく」そして「継続」させて学習できれば、自ずと「結果」がでてくる。英会話スクールへ通ったとしても、英語の学習は、結局、「自分でどれだけがんばったか」に尽きる。わざわざ、何十万円もの大金を払って英語を勉強しなくていい。英語は独学で勉強できる。英語学習に使えるテキストを記事にした。
▷ 英語上達完全マップを10ヶ月やってみたを9ヶ月やった結果と現在
ポイント | |
やっぱり英語は必要英語があればコミュニケーションが取れる。もちろん、自動翻訳も発達しているが、やっぱりあると生活しやすい。 |
3自分で自分のビジネスを作ってみる
副業をしよう。個人で生きなければならない今、自分のビジネスを作るのは必須だ。日本がだめな時に自分でできることを探そう。仕事のアイデアは山ほどある。自分に合っているものを探してどんどん実行していくだけだ。副業の100のアイディアをこちらにまとめた。
▷ 副業100のアイディアで月100万円以上稼いで好きなことで収益をあげる方法
ポイント | |
政府や会社はあなたを守ってくれない守ってもらえない前提で自分の仕事を作っておくのは自然な流れ。 |
歴史を紐解いて先読みする
「歴史は繰り返す」とよく言われるが、バブル崩壊後の日本と同じ動きを中国は歩んで行くのか。今後の中国の動きを含め、日本はどうなっていくのか、はたまたアメリカの経済は大丈夫なのか。そんな世界情勢を「歴史」を読み解きながら研究中だ。
歴史を紐解いて、次の日本経済の動きを先読みしていく。日本経済がいつ大きく動くのか、そして、最悪の事態はどうなることなのか、僕たち個人が何をすべきなのか。マガジンで紹介していく。
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