【効果ない?】ゼロウェイストで物は買わない?4つの個人が考えるべきできること

最近、本屋に毎日通いながら「サステイナビリティ」の情報を集めている。「地球温暖化」や「脱炭素化」など、話題のキーワードも網羅しながら「自分ができること」を模索している。

結果として、集めた知識を実践することが「自分のため」にもなるし、これからの未来の「子どもたちのため」にもなる活動につながるのは面白い!と思いながら利他のマインドセットをしている。

1 地球に優しいサステイナビリティは無意味?

「サステイナブル思考は意味がない」「1人がやっても効果は薄い」という人も多い。ただ、実際のところ、僕たち人間の影響で「地球の環境が汚染された」事実もある。

四大公害しかり「地球規模」で環境破壊が続けるのは良くない。最近いわれる「脱炭素化」も二酸化炭素を出しすぎるがゆえにの「地球温暖化」もしかりだ。

ただ、産業革命以降300年に排出した二酸化炭素の総量は、それ以前と比べて「異常」なのは明らか。事実、気温が上がり、気候変動が起きている。

だからこそ、一人一人が「できることをする」のは必要な一歩。考える、行動することに意味がある。

2 ファッション要素のあるサステイナブルの意味とは?

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最近叫ばれる「脱炭素化」や「カーボンニュートラル」も温暖化の原因となっている「二酸化炭素の大量排出を抑えよう」「抑えられない分は森林保全をして吸収量を増やそう」という動きがある。

だからこそ、アメリカではイーロン・マスクさんらの「テスラ」をはじめとする「電気自動車」が流行っている。

政府による大きなエネルギーシフトへの働きかけもあいまって「ガソリン車乗るよりもEVがクールだよね」という動きになってきた。

ファッション要素もありながら、「地球に優しい暮らしをすること」がトレンドになりつつある。この動きがサステイナブル系ライフとして注目されている。

3 地球温暖化は何が悪いのか?

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よく「二酸化炭素が増えすぎても地球は変わらない」だとか「温暖化によって氷が溶けて大変なことになる」と言われる。

実際、『アルキメデスの原理』にもあるように北極の氷は海の上に浮かんでいるため、溶けても海面はほとんど上昇しない。ただ、真水と海水の密度の違いから少しは上昇するものの、南極の氷に比べたら影響は少ないといわれている。

逆に、南極は大陸の上に氷がある。環境省の「南極キッズ 氷の上」の記事にもあるように、大陸の上に厚い氷がある。標高は4000mを超える場所もあるそうだ。南極の氷が溶ければ海面は上昇するわけだ。

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さらに、温暖化で気温が上昇すれば、海水の熱膨張が起きたり、氷上で生活していた生き物の生態系が失われたり、増えた水による海流の変化が結果として「気候変動」に影響する。

要するに、環境問題が複雑に絡んでいるからこそ、少しでも気候変動を意識した方がいい。

ちょっとでも二酸化炭素排出量を減らした方がいいし、少ないモノで暮らしてゼロウェイストな暮らしを目指した方がいいわけだ。

4 環境破壊しすぎてヤバかった闇の時代

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「地球に優しく」しなかった結果、とってもヤバいことが起きた時代がある。それが1960年代の高度経済成長に日本全国各地で起きた「大公害」だ。

熊本県の水俣市や新潟近辺では有機水銀を含んだ工業廃水で海が汚染され、毒素を取り込んだ魚を食べたことで起こった「水俣病」「新潟水俣病」が発症した。

また、富山県では鉱山排水に含まれるカドミウムが川に流されて、下流でとれた米を食べた人の骨がもろくなる「イタイイタイ病」がある。

三重県の四日市では石油化学工場から出た煙から大気が汚染され「四日市ぜんそく」も起きている。

「四大公害病」とまでいわれた病気の原因が、環境汚染破壊だ。だからこそ、「持続可能な社会」をつくるために「サステイナビリティ」を意識した暮らしが必要なわけだ。

5 地球温暖化はウソ?

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「地球温暖化はウソだ」とか「二酸化炭素が増えることが温暖化するのは間違いだ」という人もいる。あらゆる論点があるのも事実だ。

ただ、「四大公害病」のように環境破壊によって被害が拡大したことも事実。

「微々たるものだから俺たちは関係ないよね」と破壊し続けるよりも、「少しでも未来に住みやすい地球を残そうよ」というポジティブな行動が求められている時代だ。

今後、世界中で環境破壊の被害が目に見えてくる。まだまだ実感がわかないことがほとんどだ。あらゆる角度から影響を及ぼすことになるからこそ、「今からできることをしよう」という動きが「サステイナビリティ」だ。