【失敗】日本のワーケーション制度4つの問題点。仕事ができない!生産性が下がると後悔するリモートワークの実態事例

ワーケーションを後悔しないために準備しよう。最近、地方自治体でリモートワークやワーケーションに力をいれているところも増えている。ただ、残念ながら「失敗」しているところも多い。

日本全国47都道府県を実際に自らワーケーションしてきた筆者が失敗している地方自治体のリアルをまとめる。

日本のワーケーション運動は失敗

日本でも「ワーケーション」という言葉がテレビでも使われるようになった。地方自治体は「ワーケーション補助金」や「リモートワーク施設」に税金を投資している。

ただ、実際に見てみると全くと言っていいほど「ワーケーションは賑わっていない」。残念なことに、補助金や施設投資が行われているものの、地方自治体は「潤っていない」のが現状だ。

要するに地方自治が手がけるビジネス戦略としては大失敗だ。

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1 そもそもワーケーションできる人がいない

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そもそも日本の労働環境において「リモートワーク」できる人がほとんどいない。いったい、何人のサラリーマンがリモートワークできるでだろうか。

世界を震撼させたパンデミックが起こったにも関わらず、満員電車での通勤をやめられなかったわけだ。日本の働き方は「ウイルスを撒き散らす危険があること」よりも「定時に出勤すること」が重要度が高いわけだ。

そもそもワーケーションできる職場や働き方ができるワーカーが限りなく少ないからこそ、ワーケーションで人を誘致することは難しいわけだ。

2 ワーケーションするメリットを理解できない

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残念なことに、リモートワークできる仕事をしている人でも「ワーケーションのメリット」をあまり理解できていない。

せいぜい「休みながら仕事ができる」「リゾート地で観光しながら働ける」程度の認識でしかない。なかには、実際にワーケーションしてみた人が「ワークとバケーションは両立できなかった」と失敗談まで語るレベルだ。

そもそも、移動しながら働いた経験がないからこそ、ワーケーションの本質を理解できない。

3 仕事よりも作業してる人が大半

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ワーケーションをする本質は「思考力の活性化」にある。一般的に、サラリーマンの多くは、仕事という名の「作業」を強いられる。上司に与えられた作業をひたすら崇高することが求められるからだ。

作業なら自宅やオフィスで仕事をする方が捗るのは当たり前だ。

逆に、自ら考え行動する「仕事」をするならワーケーションは捗る。「普段と違う場所」で「いつもと違う景色を見て」脳の思考力を活性化させるこができるからだ。

ワーケーションですることが「作業」か「仕事」かによって全くことなることを理解する必要があるわけだ。

4 移動するメリットをとらえる

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ワーケーションで「移動する」メリットを本質にとらえることができれば、ワーケーションはあなたの脳を爆発的に活性化させてくれる。

多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織』の著者マシュー・サイドさんは「場所を変えるメリット」を移民の話から『アウトサイダー・マインドセット』として説明されている。

『移民は新天地で新たな文化を経験し、それに順応していく。その中でビジネスのアイデアや何かしらの技術に出くわしても、彼らはそれを不変のものだとは思わない。変化させたり、修正したり、何かと組み合わせたりすることができると考える。古い慣習や思い込みを、新たな観点から見て疑問を挟むことができる。いわば「第三者のマインドセット」(アウトサイダー・マインドセット)を持っている。』

要するに、移動する人ほど、新たな地に順応する能力がつくわけだ。思考を変化させ、自分の中で修正させていくことで新たな考えを持てるというわけだ。

移動する意味を理解しよう

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日本でワーケーションを実践して失敗する人が後を絶たない。ワーケーションをする本質をとらえれば、移動しながら仕事をする意味がわかってくる。

日本でワーケーションができる人がそもそもいないこと、ならびにワーケーションする意味がわかっていない人が多いからこそ、地方自治体のワーケーション制度は失敗している。

今後、数年経って、ようやく理解できる人が増えれば、ワーケーションが日本中に広がるかもしれない。それまで日本での補助金や施設投資が続いていればいいなと思う。

47都道府県の日本ワーケーション

日本全国で体験事例

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僕自身、会社を経営しながら日本全国でワーケーションを体験している。他の市町村でのワーケーション体験はこちらにまとめた。

【レビュー】日本全国47都道府県ワーケーション体験完全マップ

リモートワークで生産性が下がるのは二流

「テレワークは生産性を下げるのか?」と疑問に思っている人も多いはず。実際にリモートワークを5年間やってみた結果を通しながら、リモートワークが生産性を下げるかをまとめていく。結論から言うと、テレワークで生産性は上がる。もちろん仕事の内容による。

1 テレワークは生産性が下がるのか?

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「会社がテレワークになったところで生産性は上がらない」と考えている人も多い。「実際、やってみて集中できなかった」という人もいるようだ。確かに、「テレワークは集中できない」「はかどらない」「サボってしまう」と思いがちだ。

ただ、本当にテレワークは集中できないだろうか。答えは「仕事による」だ。正直、クリエイティブな仕事をするのなら、テレワークは生産性が上がる。逆に、精密な事務作業であれば、缶詰になるオフィスワークの方が拘束力があるだろう。

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僕自身、会社員時代、オフィスワークをしていた。実際、数年やってみた感想は「生産性がすこぶる悪い」だった。機械ができるような単純作業をわざわざ人の手でこなしていたからだ。要は、クリエイティブな仕事でもないし、精密な仕事でもないことをひたすらやっていたからだ。言葉を選ばずに言えば、「1日10時間以上かけてひたすら毎日作業」をしているだけだった。

2 理由は集中できない、はかどらない、サボってしまう面白くない仕事をしているだけ

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もし、今、僕が当時の仕事をテレワークしてくれと言われたら絶対にできない。理由は集中できない、はかどらない、サボってしまうほど、面白くない作業だったからだ。百歩譲って、僕がモチベーション高く取り組めなかったからかもしれない。ただ、この記事を読んでいるあなたが一番分かっているように、「テレワークが理由で集中できないのだろうか?」「テレワークは本当にはかどらないのだろうか?」「テレワークだからサボってしまうのだろうか?」

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答えは簡単で、「あなたが集中できないほど面白くない仕事をしているから」だ。あなたが超面白いと思っている仕事なら、絶対にどこででも集中して取り組める。熱中するくらいの仕事ならどんどん進んでできるはずだ。面白いと思えることであれば時間を忘れるくらい本気になれる。

要するに、テレワークをきっかけに、「面白くない仕事」を永遠としていたことを思い知る人も多いわけだ。考えてみてほしい。好きなことであれば、寝食を忘れて熱中できる。にもかかわらず、今の仕事となれば集中できないのは、仕事の内容が面白くない可能性が高い。

最新情報を収集しよう

これからの時代の働き方

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これからの時代を先取りするのであれば情報収集は必須だ。「今あるものが流行っているからこれをしよう」と考えるのは遅い。これから入ることに転換に対応し、情報集めていたほうが、より面白い人生になる。

だからこそ、新しい情報集めよう。僕のオンラインサロンでは、世界の最新情報を紹介している。実際に情報収集して、人生にどう変化するのか体現している。より新しくこれからの時代を先取りしたい方はぜひ読んでほしい。

3 テレワークの方が生産性は上がる

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ケリー・マクゴニガルさんの著書「スタンフォードの心理学講義人生がうまくいくシンプルなルール」には、クリエイティブに関する研究が紹介されている。

アメリカのミネソタ大学、カールソンスクールのグループ研究によると、「天井が高いほど、抽象的でクリエーティブな考え・思考が呼び起こされる」ことが分かっている。要するに、テレワークのようなどこででも仕事ができる環境であれば、思考力が呼び起こされるという話だ。

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また「個室のような、より閉ざされた空間では、具体的で、細かく綿密な考え・思考が呼び起こされる」こと分かっている。テレワークだからといって家の自分の狭い部屋に長時間拘束されてしまえば「テレワークであっても生産性は下がる」のだ。

テレワークになったからこそ、天井の高い場所で伸び伸びと仕事をする方が「思考力」や「クリエイティブ力」をあげる効果がある。だからこそ、「ワーケーション」として仕事をしながら旅行することは効果がある。旅行先で散歩したり、知らない街のカフェで優雅に過ごしたり、大きな図書館で仕事をすること自体があなたの生産性を高めるわけだ。

どんどんリモートワークをして旅をしよう

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要するに、「どんどん移動しましょう」という話だ。旅をすることは、思考力もクリエイティビティも上げてくれる。移動すればするほど、アイディアは増えていく。だからこそ、僕もあっちやこっちや旅をしているのだ。世界中をチョロチョロ移動することは、むしろ自分の脳を活性化させているわけだ。

見たことのないモノを見て、新しいことを初めて、どんどん行動することで、より面白い人生になることを模索している。テレワークやワーケーションが「生産性が下がる」という人もいるが、実際、両方やり込んでみると違いが分かってくる。