【レビュー】APO-LANTHAR(アポランター)35mmレンズがソニーα7Eマウントにおすすめ!ライカオールドレンズ

最高のレンズに出会った。「ソニーαシリーズ×コシナアポランター」は日本の技術力が詰まった最高峰の組み合わせだ。4月9日に発売されたばかりの最新レンズを予約注文して1ヶ月使い倒してみた。実はいま、「マニュアルレンズ×最新カメラ機器」が密かなブームになりつつある。

1 メイドインジャパンの最高峰レンズ

パソコンは手放して「手ぶら」で移動しているものの、実は「カメラ」を手放せていない。理由はシンプルにスマホよりもフルサイズ一眼の方が、圧倒的に絵がいいからだ。

そんななか、最近、かなりいいレンズに出会った。それが日本製のレンズだ。日本の「コシナ」が製造している「APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical E-mount」は、スマホとは違った絵を撮ることができる。

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このコシナの「アポランターシリーズ」の最新作である35mmF2のレンズは2021年4月9日に発売された。かなりいい感じだ。何がどう良いかと一言でいうなら「奥行き」や「光」が綺麗に写る。特に絞りを開放したときの「独特な柔らかさ」や「ふんわりとした優しさ」はすごい。

このレンズであればスマホとの違いをはっきり理解することができるはずだ。最近のスマホのレンズもものすごくきれい。ただし、どこか「機械的で加工された感」がある絵が多く、みんな同じスマホを持っているため写真が似たり寄っているのも事実だ。

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まだまだ「フルサイズ一眼」で撮った写真は、スマホで撮った写真に比べて格段にいい。写真でしか表現することができない言葉に言い表しづらい「奥行きのある絵」が生まれる。またスマホの加工された鮮やかさよりも「柔らかくて優しい光」を写すことができる。

モノづくり大国として覇せた日本の最高峰のレンズが「APO-LANTHAR(アポランター)」と言っても過言ではない。

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2 ソニーαシリーズとコシナのアポランター

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最高の組み合わせを作るなら「メイドインジャパン」を合体させるのがお勧めだ。日本のソニーαシリーズとコシナのアポランターを組み合わせれば最新の機器で最高の描写を得ることができる。

コシナのアポランターは、ソニーのαシリーズ用のEマウントのレンズを作っている。要するに、ソニーのαシリーズに直接レンズを装着することができる。ソニーのフルサイズミラーレス一眼は、今や世界トップと言えるほど人気のカメラだ。

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このカメラに直接つけることができる。コシナのアポランターは「マニュアルレンズ」だ。写真を移す際、自分でピント調節しなければならず、合わせるのが難しい。だが、このソニーのカメラ専用ともいえるレンズには「電子接点」が搭載されているため、「撮影データのExif情報にレンズの使用状況が反映」される。また「距離エンコーダーを内蔵している」ため、「カメラボディ側の5軸手ブレ補正」にも対応する高機能なマニュアルレンズになっている。

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使ってみると分かるのだが、フォーカスリングを動かすとファインダーが拡大表示される。撮ろうと思っている被写体を自動でズームにてくれるので、ピントが細部にまで合っているのか簡単に確認できるのだ。

アポランターはマニュアルレンズであるものの、セミオートのような感覚で「ピント合わせ」もできるし、マニュアルレンズにしか出せないオートレンズと違う「独特な描写」が出せるいいとこどりをしたハイブリッドアイテム。要は日本最高峰のカメラとレンズを組み合わせて使えるわけだ。

メイドインジャパンの最高峰

ソニーαシリーズ×コシナアポランター

☑︎ ピント合わせファインダーズーム

☑︎ カメラレンズの5軸手ブレ機能

☑︎ ソニーのピーキングでピント合わせ

☑︎ 撮影データとしてレンズの使用状況が残せる

☑︎ 値段が手頃

3 今、LEICA(ライカ)のレンズが高騰している

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今、カメラ界隈では、ドイツのLEICA(ライカ)のレンズが高騰している。レンズ好きの中で値段が高くマニアの間で根強い人気のアイテム。このライカのカメラやレンズを愛用している人や憧れている人も多数いる。

ただ、値段がかなり高いのも事実だ。レンズ1本100万円するのが当たり前。中古のレンズも「オールドレンズ」として新品とは違う「味」のある絵を写し出せることからユーズドでも値段が高いのだ。この値段の高さや写し出される絵の綺麗さから最高峰のカメラだといわれ続けている。

「値段が高い」「中古でも値打ちがある」ことからカメラレンズは資産になるという考え方もある。だからこそ、最近、中国では資産運用のツールとしてカメラ好きが買い漁っているようだ。そのためライカの中古レンズでさえも値段が高騰している。

4 ライカを超える?日本製コシナのアポランター

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「APO-LANTHAR(アポランター)」はライカのレンズを超えたとも言えるくらい日本のものづくりの技術が詰まっている。個人的には「別物」だと思っているので単純な比較はできないが、コシナのレンズが写す「ふわっとした優しさ」描写が好きだ。

ただ、ライカ愛用者から見るとコシナはただのレンズメーカーでしかないと言われていた。一時はライカのレンズも手掛けていたように、メーカーにレンズを提供する会社としか見られていなかったようだ。

コシナは創業60年近くの老舗だ。この歴史に裏付けされるように、コシナの技術力は目を見張るものがある。とある記事には「ライカはコシナの非球面レンズに影響を受けて製造し始めた」といわれるほど技術力は高い。

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日本人だからこそ、日本の技術力の最高峰であるソニーαシリーズとコシナのアポランターを使いこなすのはどことなく面白味がある。「ジャパンアズナンバーワン」の凄さは、実際に使い比べるとわかる。スマホと比べて全く別物の「絵」を写し出すことができる。僕自身、このレンズに出会うまでは「スマホも一眼レンズも変わらないだろう」と思っている一人だった。

ただ、このレンズはいい意味で期待を裏切ってくれる。ちょっとした記録として撮影するのであればスマホ写真でもいいかもしれないが、写真好きならソニーαシリーズとコシナのアポランターは外せない組み合わせになりそうだ。

 

日本人なら日本最高峰の技術力を楽しもう

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カメラ好きならコシナのアポランターシリーズを手に取るのはあり。人気のオートレンズやオールドレンズなどと違った描写を得ることができる。正直、レンズは主観。自分が好きな描写を写し出せるレンズを見つける旅のようなもの。

自分が最高だと思うレンズを見つけて、好きなようにどんどん撮影すればいい。ただ一言おすすめするのであれば日本最高峰の技術力の詰まったこの組み合わせを試すのはあり。

 

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