【完全無欠コーヒーをカルディでつくってみたレシピ】グラスフェッドバターは効果ない?

「完全無欠のバターコーヒー」という「最強のパフォーマンスを発揮する飲み物」の話。デイヴ・アスプリーさんが2015年に出版した「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」にも書かれているあのコーヒーのレシピを実際に再現してみた。「コーヒーごときで何が変わるのか」と疑問に思いながらも実際にやってみた。今回は、カルディーで購入して実際に作ってみた。

 

最高のパフォーマンスは「食事」から

「自分のパフォーマンスを最高にするにはどうしたらいいだろう?」と常々考えている。そもそも身体のやる気やモチベーションを上げたいと思って試行錯誤していた。

あらゆる本を読み漁ってみてみると、やっぱり「食事」がメインのテーマだった。やる気やモチベーションはエネルギーだ。体内エネルギーはやっぱり「食べたモノ」に依存する。要するに「食べ物をコントロールできれば、モチベーションも管理できる」という考え方が今の主流になっている。

だからこそ「パフォーマンスを最高にする飲み物」をさぐるようになった。そこで最近取り入れているのが「バターコーヒー」だ。ちなみに、面倒な人であれば、Amazonでバターコーヒーを購入することもできるようだ。「MCTオイル 配合 バターコーヒー」なら簡単に作れそう。

1 ただのバターをいれたコーヒーに何が?

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以前から、美容家やスタートアップ関連の人たちに人気だった「バターコーヒー」。ようやく僕も試すことにした。

というのも「完全無欠バターコーヒー」は、なんだか見るからに「身体に悪そうだな」と思っていたわけだ。「ただ、バター入りのコーヒーでしょ」とかなり懐疑的だった。むしろ「バター入れたくらいで何も変わらないでしょ」と思っていたのだ。

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ただ、いろいろ調べていくうちに、このバターコーヒーはすごい効果があることにようやく気づけた。この「バターコーヒー」の話は、デイヴ・アスプリーさんが日本で2015年に出版した「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」にも書かれている。

この本にあるレシピによると「完全無欠バターコーヒー」なるモノが最強だというのだ。正直、意味がわからなかった。なので、実際に実験して「やってみた」。

カルディで再現する

やり方レシピ

今回使ったのは「カルディ」。ここなら何でもそろっている。オーガニックのこだわりコーヒーも、MCTオイルも、グラスフェッドバターも手に入る。

2 最強の完全無欠コーヒーのレシピ

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最強のコーヒー

完全無欠バターコーヒーのつくり方

☑︎ カビ毒が少ないコーヒー
☑︎ MCTオイル 大さじ1
☑︎ グラスフェッド無塩バター/ギー 大さじ1

これが「完全無欠バターオイル」のレシピだ。ただのオイルかと思えば、MCTオイルという「ココナッツオイル」から抽出された「中鎖脂肪酸オイル」をいれる。

さらに、「グラスフェッドバター」と呼ばれるこれまた「良質な」バターを使う。グラスフェッドバターとは良質な「牧草」を食べて育てられた牛のミルクで作ったバターだ。

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要するに、最高のオイルと最高のバターを使った最高のコーヒーだ。ただのコーヒーだが、このコーヒーを摂る「過程」がすこぶる大事。実はこの完全無欠コーヒーだけを飲んだだけでも効果はあるようだが、これらのステップが必要だ。

「カルディ」は全部揃っていた。完全にカビ毒がないコーヒーは一つずつ検査しなければわからない。だからこそ、本の筆者もまずは「オーガニック」や「こだわりコーヒー」など比較的手に入れやすいモノを選ぶことを推奨していた。MCTオイルも、グラスフェッドバターも1,000円程度で手に入る。

カビ毒が少ないコーヒーとは?

セミリタイア計画

シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」の著者、デイヴ・アスプリーさんもいうように、カビ毒は検査しないことには判断できない」とのこと。コーヒーの産地によっても違うし、輸送される過程でカビが発生したり、お店の管理にもよる。1番のおすすめは「こだわりの豆を精製しているお店とのこと。まずはコーヒー豆を大事に取り扱っているお店を選ぶのがいい。

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3 コーヒーを飲む前にやるべきこと

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完全無欠コーヒーを飲むステップ

コーヒーを摂る「過程」が大事

❶ 18時間ファスティング
夜7時に夕食を食べて、翌日の昼13時に昼食を食べる「18時間の断食」をすることで「オイル」をエネルギー源するケトジェニック体質になる。

❷ 朝はバターコーヒーを飲む
コーヒーのカフェインで午前中はスッキリ。MCTオイルとグラフェッドバターの良質なオイルがブドウ糖の代わりに「脳」のエネルギーになる。

❸ あとはお昼まで何も食べない
朝飲んだバターコーヒーがエネルギーになる。18時間の断食で、ケトジェニック体質になるので、糖代謝から脂質代謝に切り替わる。

ざっくりいうと、「朝のバターコーヒーが脳のエネルギー源になる」わけだ。良質なオイルをエネルギー源にするので、脳がすっきりしてくる。もちろん、カフェインの効果もプラスして集中力も思考力も発想力もアップする。

もっというと、オイルを多めに摂り、脂質代謝エネルギーに変換されるため、インスリンの上下が少なくなり、「お腹がすいた」という感覚がなくなる。感覚なのでプラシーボ効果もあるが、結果としてプラスになっている。

MCTオイルとは?

即エネルギーになる

ココナッツから抽出された中鎖脂肪酸オイル。即吸収され、即エネルギーとなる特徴がある。中鎖脂肪酸は、カプリル脂肪酸(C8)、カプリン脂肪酸(C10)からなる。MCTオイルは中鎖脂肪酸100%であるモノを選ぶべき。なかには長鎖脂肪酸などが含まれているオイルもあるため注意。

4 実際にやってみた感想

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やってみた感想

断食してバターコーヒーを試した体感

☑︎ 脳が冴える
☑︎ 集中力、思考力が増す
☑︎ 体調がいいのだポジティブになる
☑︎ 18時間食べないけどお腹が空かない
☑︎ 下腹の脂肪も落ちる

実際にやってみた結果を言うと、すこぶる「調子」がいい。もともと「朝食を食べない18時間断食」をしていたので何も苦なくできた。

毎日ファスティングをしていたのだが、どうしても12時になれば「お腹が空いて」いた。これはインスリンによる空腹感だろう。MCTオイルとグラフェッドバターを入れるようになって身体に変化が起きた。

5 ショート断糖するケトジェニック?

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これは「糖質からつくられるエネルギー」の代わりに「脂質からつくられるエネルギー」であるケトン体を引き出す方法だ。糖質や炭水化物を抑え、良質な脂を中心に食事をすることで、脂質を燃焼させることを狙ったダイエットとして用いられている。

「下腹の脂肪を落としたい」「効率よく脂肪を燃焼させたい」ときに使われる方法だ。

ケトン体とは、ブドウ糖の代わりになる第二のエネルギー源。イメージは糖がなくなった際に、脂質を燃やしてエネルギーに換わる物質だ。ファスティングで「ブドウ糖が欠乏している状態」を作ることで、「良質なオイルをエネルギー」に使うことを呼び起こしているわけだ。

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この時、良質なオイルとして、最高のオイルと最高のバターを摂ることで、脳に最高のエネルギーが届くという仕組み。

もちろん「バターコーヒー」はその人の体質にもよるので、今、僕自身で実験中。ずっとケトジェニックやってみたかったけど、1週間の断食が必要だと思っていた。ショート断糖なら気軽にできるので楽だ。

 

良質なオイルを摂る習慣

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「バターコーヒー」を作った結果、より「健康」について調べるようになった。良質な脂質が多いと言われる「アボカド」もいいし、「ナッツ」も脂質が豊富。こうした脂質にフォーカスしてどんどん試していく予定。

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次は高城剛さんの「飛魚だしのバタースープ」なるモノを試している。かなり身体が変化するのがわかるので、どんどん実験していく。

「最高のパフォーマンスができる身体」があれば何でもできる。一番大事なのは、本当に自分に合うのか納得いくまで調べて、実践することだ。「自分に合えばラッキー」くらいの感覚だ。