【失敗】田舎からの脱出計画!8年目で感じた地方移住の体験談

よく「都会と田舎どっちがいいの?」「東京 vs 地方」という対立構図が立てられがち。都会と田舎、どちらがいいかと言われれば、どちらがいいか好みがわかれる。「東京がいい」とか「大阪でしょ!」とか、いややっぱり「仙台がいい」とか「広島がいい」などなど、自分の「好きな場所」があるはず。今回は「田舎」と「都会」のメリットデメリットを比較したみた。

 

都会か田舎か?どちらが住みやすい?

「東京は人も多くて情報が早い」「ビジネスするなら東京でしょ!」って言われたり、「田舎はひとが温かい」「田舎は使える自然の量が違う」などなど、いい面も悪い面もありますよね。日本の田舎移住先も検討している。日本の田舎へは福岡の天神高知の宿毛長崎の五島列島を訪れて、「海が綺麗」で「食が美味しい」場所を探す旅をしている。

 

好きな場所を移動できる時代

僕は正直、どの場所も好きです。いく先々で、新しい発見をすることの方が好きなので、特定の場所に行くよりも、新しい地をグルグル廻りたい派です。正確に言うと一長一短あるので、「場所」に縛られなくても、その時々の気分に合わせて自分の「好きな場所」に移ればいいと思っています。

1 500人の離島に行った田舎の話

住む場所や周りの環境って、人生にかなり大きな影響を与えますよね。先日、人口500人しかいない離島に行ってきたのですが、やっぱり500人しかいないと閉鎖的なのでちょっと変わった部分を発見することができます。

一番驚いたのが、島にある車にはほとんど「ナンバープレート」がついていないことです。「島には警察がない」「島自体が私有地だからナンバーいらない」「そもそも車検する場所がない」という状況で、ナンバープレートがない車がたくさんありました。

やっぱり、その土地にはその土地のルールがあって、興味深いものがたくさんありますよね。新しい発見があります。

2 田舎は仕事がない?地方都市のフリーランス仕事

新しい地を回って、新しい発見や出会いを求めるのもいいです。ただ、やっぱり「お金」のことを考えると「定住」した方が、「収入」は作りやすいですよね。

私が運営している「福岡メディア」は、直近1ヶ月の売り上げが40万円を超えました。福岡なので、直接の取材も多いのと、広告掲載の依頼で収入が上がっています。地域に特化したメディアとしては、閲覧数が3.5万pvにもかかわらず、売り上げが40万円あるのは全国的に見てもそこそこです。

FukuokaB

売り上げと書いているのは、オンラインサロンのメンバーを中心に、ライターやブロガー、ディレクターさんにお金を支払っているので利益ではないからです。もちろんこの仕事を、一人で全部やることもできます。おそらく、一人でやった方が早くて全て利益になるのですが、フリーランスになりたい、興味がある方と仕事シェアしたいので一緒にやっています。

3 田舎か都会か「定住する」メリットは仕事しやすさ

定住をするといいメリットは、仕事の話を受けやすいことです。どこにいるかわからない人よりも、定住してリアルビジネスをしてる方が、人間関係も構築しやすいですよね。

都会も田舎も、実はどっちでもよくて、自分が何をしたいか、どうしたいか、どこで過ごすのが一番いいか考える時間が大事です。インターネット何でもできる現代は、立地による情報格差がなくなってきました。要は、どこでも情報をキャッチすることができるので、どこにいてもいい。ただし、定住した方が、仕事は作りやすいですよね。

「都会か田舎か」ではなく、住みたい場所を「移動する」時代です。

田舎暮らしは悲惨?

島暮らしの失敗談。過去最大の台風が九州全域から中国地方まで襲うと言われた2020年の9月5日の台風10号。田舎の島暮らし生活でもこの台風はかなり話題になった。島中の「食糧」がなくなりパンが売り切れになったり、島のホームセンターからブルーシートが品切れになる程の影響があった。今回は、島暮らしの天敵である「台風の被害」をまとめる。

1 田舎暮らしは災害に弱い

僕自身、長崎県の五島に引っ越してきた。海がキレイなこの島は、全国でも屈指のお魚天国として知られている。田舎の島暮らし生活を始めたのだが、失敗したことがある。それが最大の天敵である台風だ。

先日、島に直撃した台風9号の影響で、島の家々は、かなりダメージをうけた。島だけでも33,000戸以上で停電し、断水した。暴風により瓦が飛んでいる家もあれば、家ごと吹き飛ばされてしまったり、大きな工場の屋根が飛び、山の木々をなぎ倒している場所もあるくらいだ。

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五島に暴風が吹いた時間で、中心気圧950hPa、中心付近の最大風速は45m/s、最大瞬間風速60 m/sだった。風速60m/sは、時速になおすと214km/h、新幹線の速度と同じ力が1秒でかかる。車が横転するレベルだ。

2 田舎暮らしはどんどん台風も来る

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今回の台風9号の後にすぐ、台風10号が接近するという話があった。前回の9号では、屋根の瓦が飛び、停電し、断水した地域もある位の被害だった。その被害を目の当たりにした僕は、次の台風10号俺はもっと大きな被害がある事は避けられないと考えていた。

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次にくる台風10号は、中心気圧920hPa、最大風速55m/s、最大瞬間風速75m/sと予測されていた。全国でも類を見ないほどここ30年間で1番大きいと言われるほど超巨大台風が接近しているという話だった。「先日の台風よりも大きな被害が起きることは間違いありません」と誰もが口にするほどだった。

結局、島の田舎暮らし生活は、「天災」が天敵だ。台風に始まり、豪雨、地震や雷、津波まであらゆる天候の災いがあるのは避けられない。都会でも同じように天災はあるが、田舎はより重大な被害が起こることは避けられない。

3 島の避難所としてのホテル

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島にはホテルがいくつかある。ここが島の避難所にもなっていた。ゲストハウス五島時光(ゴトウジコウ)にお邪魔してきた。このゲストハウスは、「島の避難所」になっている。ここはもともと、病院だった。鉄筋で作られた頑丈な病院をリノベーションしてコワーキングやゲストハウスとして運営されている。

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僕が実際によく利用させてもらっているHafHというサービスを使えば、最安1泊1,500円で宿泊することができる。最安1泊1,500円で宿泊できるため、気軽にホテルを利用できるのがポイントだ。もちろん個室にも泊まることができる。

田舎暮らしをしながら古民家を開拓して、DIYをしながらサバイバル生活するのもありだが。田舎暮らしだからこそ天災を意識しながらあらゆる選択肢を残す必要がある。

天災から避難すればいい

移動生活することでリスクを分散させる

結局、台風を避けて島から避難することにした。台風10号は九州全域を巻き込む勢力だったので、中国地方まで逃げることにした。移動生活をすることによって、気軽に移動して好きなタイミングで好きな場所にいることもできる。これがリスク分散になる。

4 島で「サバイバル合宿プラン」を作るのもあり

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実はいま、島で合宿プランをつくろうかなと考えている。ただ、これは、まだまだ試作段階なので先の話になる。島にあるホテルを貸し切って「サバイバル留学」するのも面白いなとオーナーと話ながら計画していた。「秋の味覚を存分に楽しめる離島合宿」だ。ただ、台風の被害が大きく出そうなので、一旦の様子見。

僕が主宰しているオンラインサロン内では、コロナ前は毎月「海外フリーランス合宿」をしていた。1か月から2週間程度、その国に滞在しながらフリーランスの仕事シェアをしていた。この「フリーランス合宿」を日本全国で開くのはあり。

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フリーランス合宿や田舎フリーランス講座、リモート合宿など、あらゆる「講座系」の「学べるプラン」が増えてきた。どれも似ているが、コンテンツや名前が違う。「サバイバル合宿」といえば、男臭さがでた無人島でガッツリサバイブするイメージだが、「リゾート留学」といえば、どこかリゾートでぷかぷかするのんびり留学に聞こえる。「田舎フリーランス養成講座」という名前なら、しっかり学べて養成させられる感がするし、海外フリーランス合宿なら海外であるイメージが湧く。

 

学べる講座合宿つくるなら?

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今後ニーズに合わせた面白い「留学」や「合宿」を開催する予定。オンラインサロンではこうした「合宿プラン」を一緒に作ることをしている。

リモートワークやワーケーションという言葉も入ると面白いかもしれない。どんな人に集まって欲しいのか、何をしたいのか、やりたいことを練りながら、どんどん挑戦することも大事だ。

台風による停電や断水、様々な天災はあるものの、田舎の島暮らしは面白い。島にはたくさんの面白さが詰まっている。「きれいな海」や「島の補助金」「島の空き家改装」「海での釣りや魚突き」は、どこにも負けない全国屈指の資源や支援が詰まっている。

田舎から出るために荷物を減らそう

あわせて読みたい本

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