【レビュー】不老長寿メソッドを実践!メリットデメリット要約
「少ないモノで暮らす」話。今回は、実際に少ないモノで暮らすメリットデメリットをまとめてみた。少ないもので生活するとどのようになるのか実践したことをレビューしていく。身軽に生活しよう。どんなことが起きても、どんな世界になっても「身軽」に生活することで、いつでも「移動」できれば対応できる。
1 少ないモノで暮らすメリット
少ないもので暮らすメリットは「選択肢を減らすこと」だ。選択肢を減らすことで「悩む時間」がなくなり、「自分の時間を増やすこと」ができる。多くの人はもので溢れて生活をしている。選択肢が多すぎると、最適なものを決めるのに時間がかかってしまうのだ。
「選択肢を持ちすぎた」結果、逆に「マイナスに働く」のは有名な話。マーケティング界隈でもよく話題になる「ジャムの実験」の話がある。スーパーの売り上げを上げるため、ジャムの品揃えを豊富にした結果、売り上げが下がってしまったという話だ。
これはアメリカのコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授が行ったジャムを使った実験。スーパーの売り上げを伸ばすために、品揃えを豊富にしようと調査をしていた。調査では、24種類のジャムを置いた売り場と、6種類のジャムを置いた売り場で「どちらが売れやすいのか」を比較したのだ。
あなたはどちらが売れると思うだろうか?この調査でも当初、「24種類の品揃えが豊富な売り場がよく売れるだろう」と思われていた。だが結果は、24種類の売り場では3%の人しか買わなかった。逆に、6種類しか置いていなかった売り場は30%近くの人が買ったというのだ。「24個の中から何を選ぼうかな」と悩んでしまい、買うのを辞めてしまった。
要するに、選択肢が多すぎると決定できなくなるのだ。だからこそ少ないもので暮らすことで、悩まむ時間がなくなる。
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2 少ないモノで暮らすデメリット
少ないもので暮らすデメリットは「ものを増やすのに抵抗があること」だ。例えば、趣味を増やすことでものが増える。ゴルフを始めればゴルフセットが必要だし、キックボクシングを始めればトレーニングウェアが必要になる。
あまりに少ないもので暮らしてしまう結果、趣味の幅が狭まってしまう。「英語の勉強始めたいけど本を買いたくない」「動画編集をやってみたいけどパソコンを買いたくない」というように、ものを増やす事をためらってしまいがちだ。
人生は1度しかない。後悔して人生を終えるよりも、やりたい事はやるべきだ。要するに、「少ないもので暮らすこと」を極めすぎると、やりたいことややってみたいことの幅が狭まってしまう。だからこそ、バランスも必要だ。
3 少ないモノが行きすぎて手ぶらで生活できる
少ないもので暮らすことを極めたら、手ぶらで生活することもできる。今の時代、必要なものだけを持って「ホテル暮らし」も可能だ。
僕自身、手ぶら生活をしていた。「これからの時代のアイテム集 WEARABLEGEAR」(ウェアラブルギア)」でまとめたように、手ぶらで旅行も行く。新しい趣味を始めるときは、レンタルしたり、シェアしてたり、中古のもので試して不要になったら即販売することもできる。
所有することが古いとさえ思っていた。もはや「住む」と言う概念すら不要だと思っている。自分が好きな場所に好きな時間に「移動をする生活」だ。
手ぶらで旅行や出張をするアイテム集 | |
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4 必要なのは健康的な身体
少ないもので生活するときに最も気にしていたのは「健康的な体」を維持することだ。少ないモノで生活する先に、健康を意識することで「長寿」を目指すのも面白い。
現代人は「食べ過ぎる」傾向がある。日本の三大死因といわれているのが「ガン」「心疾患」「脳血管疾患」だ。特に心疾患や脳血管疾患の主要因だいわれているのが「生活習慣病」。生活習慣病には、高血圧や糖尿病など「食事」由来の病気も多いわけだ。
だからこそ、食事もミニマムにしよう。食べすぎず、健康に気をつけながら必要なもの適度に食べることは、健康的な身体を維持する源になる。
5 長寿な国に見習う少ないモノで暮らす方法
『不老長寿メソッド 死ぬまで若いは武器になる』には、100歳以上の老人が多いエリアを調査した研究が紹介されている。南米の原住民族である「チマネ族」は、世界で最も健康な「心臓」を持つ部族として有名だ。彼らには、「心臓病」が皆無に近いのだ。
「狭心症、心筋梗塞、動脈硬化などの現代人を悩ませる病気の発症率はほぼゼロで、高血圧やコレステロールの異常、肥満といったリスク要因もまず見受けられない。 約700人のチマネ族にCTスキャンを行ったデータによれば、全体の 65%は、 75 歳を過ぎても動脈硬化のリスクがゼロのままだったとのこと。 80 歳を過ぎたチマネ族の血管年齢は、先進国における 50 歳と同じレベルだった」というのだ。
彼らには生活習慣病はおろか、心臓病がほぼないわけだ。原始的な生活をし、適度な運動をすることも必要だ。また、自分の身体に必要な分の栄養を摂取することが「長寿」につながるわけだ。食べ物においても、少ないもので生活することも健康につながる。
6 流行りのオートファジー
食事を最適化し、より健康を意識した後は、今話題の「オートファジー」を取り入れるのも面白い。ざっくり言うと、新しいタンパク質を促すプロセスだ。
「SWITCH(スイッチ)オートファジーで手に入れる究極の健康長寿」の著者、ジェームズ・W・クレメントさん、クリスティン・ロバーグさんらはオートファジーを「自分で自分を食べること」だと表現している。「細胞はオートファジーによって、欠陥のある細胞小器官や機能不全のタンパク質、病原体などの危険物や不要物を分解する」と述べられているように、身体が自分で自分の悪いタンパク質を食べ、新しいモノに循環させることだ。
このプロセスを促すのが「ショートファスティング」だと言われている。中でも16時間ファスティングが注目されている。16時間食べない時間をつくる方法だ。前の日の夕食を20時に食べたなら、次の日の昼12時まで食事を摂らない「プチ断食」。
プチ断食であるショートファスティングを取り入れるのも「少ないモノ」で暮らすプロセスだ。食事をミニマムに最適にすることで健康な身体を目指すイメージ。
また、ジェームズ・W・クレメントさん、クリスティン・ロバーグさんらは著書で「現代は、身体に悪い食べ物のとりすぎや、身体を動かす機会の減少といった問題を抱える人が増えている。その結果、加齢とともに、さまざまな病気にかかるリスクが高まっている」と述べている。「身体に悪い物の食べすぎ」は身体に悪影響を及ぼすからこそ、少ないモノを意識する必要があるわけだ。
食事も最適化して健康を目指す
世の中が混沌としているからこそ「健康的な身体」を目指そう。不健康な体では、これから起こるさらなる危機に対して対応しづらくなる。
逆に、健康な身体を持っていれば、睡眠の質が上がり、毎日ポジティブな状態になる。ポジティブな状態になれば、何でも挑戦したくなる。例えるなら、子供だった頃、毎日何も考えずにひたすら遊んでいた「あのポジティブさ」を取り戻す感覚だ。
毎日楽しく暮らすためにも、食事を見直し健康的な身体を目指そう。
何が起きてもいい準備をしよう
少ないもので生活できれば移動も簡単になる。引っ越しもタクシーできるし、旅行も手ぶらだ。台風予報を受けて場所を移動することもできるし、季節ごとに自分の好きな場所で生活することもできる。
これからの時代、何が起こるかわからないからこそ、いつでも移動できる身軽さが必要だ。例えば、世界大恐慌が起き市場が大混乱しても、日本が破綻しそうなくらい大きな動きがあったとしても、何が起きてもいい準備をする必要がある。
バブル崩壊やリーマンショックといった恐慌があった歴史を踏まえ、個人でできることを今準備しておくべきだ。だからこそ身軽になろう。
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