【事例】次にくるマーケティングトレンドは?インフルエンサー炎上商法?
「インフルエンサーマーケティング」がより注目されるようになってきた。ただ「インフルエンサーを使うと炎上する」だとか、「炎上しがちなインフルエンサー」も問題視し始められている。今回は、ウェブメディアマーケティングにおけるインフルエンサーの炎上についてまとめる。
インフルエンサーとは?
「インフルエンサー」は「影響力のある人」という意味。日本でもこの言葉が流行り始めたのは、YouTuberが盛り上がってきたことや、Instagrammerが話題になった頃からだ。
これまで、テレビタレントがインフルエンサーだった。例えば、あるテレビでタレントが「バナナにはダイエットに効果ある!」と放送しただけで、近所のスーパーから「バナナが消える」ほど影響が起こることもある。
ただ、いつしかテレビよりも、もっと身近なYouTuberやInstagrammerが、その影響力を持ちははじめた。テレビタレントよりも一般的な個人が「影響力」を持ち始めたのだ。
1 「〇〇講座、10万円!」で炎上するわけ
普通の人が影響力をつけてきた反面、インフルエンサーの炎上も目立つようになった。最近Twitterを眺めていると、どうやらネガティブな炎上をするインフルエンサーもいるようだ。
例えば「10万円のプログラミング教材なんて詐欺だ」とか「3ヶ月60万円もする自分探しコンサルはおかしい」という内容。皆さんも、どこかで見たことある内容かもしれない。「10万円は打倒な金額」と思う内容でも別の人から見ると「高すぎる」と感じるのだ。
インフルエンサー「詐欺」の炎上は、こうした数十万円のサービスの「価格」が関係している。理由は単純で「1万円を高い」と感じる人が大多数だからだ。全く同じサービスを100円で提供した場合と、1万円で提供する場合とでは、全然印象が変わるはずだ。
2 数十万円のサービスは高い?
要するに「値段によって炎上するリスク」があるということだ。さらに、販売側と購入側が異なることで、かなり印象が変わる。全く同じ内容のサービスであったとしても「個人に売る」のか、「法人に売る」のかで数値が変わってくるのだ。
料金設定がカギ? | |
価格の違いで炎上を防ぐ❶ 個人から個人へ売る C to C ❷ 個人が会社へ売る C to B ❸ 会社から個人へ売る B to C ❹ 会社から会社へ売る B to B |
3 売る側と買う側によって値段が変わる
インフルエンサーから個人に販売するような、「個人から個人に売る」ビジネスモデルは、一番値段設定に気をつけなければならない。たとえ、最高の商品を出していたとしても、中身を見ていない人が意見を物申す。
「個人から個人に売る」場合でおすすめなのが、低価格にすること。どれだけ質が高いといっても「自分探しコンサル」「あなたの悩み解決させます」系コンテンツで「1サービス10万円」や「3ヶ月60万円」は、高いと感じる人も出てくるだろう。
同じ「自分探しコンサル」「あなたの悩み解決させます」系コンテンツでも、メンタリストDaiGoさんの有料ニコニコ動画が月540円のように「支払いの痛み」のハードルを低くすれば、印象がガラッと変わる。「個人から個人に売る」場合、低価格であれば、炎上から信頼に変わるだろう。
今後、日本はもっと貧乏になる | |
お金の使い方が見直される今後の未来を考えると、もっと治安が悪くなることが予測されます。コロナの影響や金融危機で、より倹約しなければならない世の中になるかもしれません。 |
価格を決めるときは、どうするのがいいの?
個人のインフルエンサーが価格を設定するときは、「できるだけ安く継続できるサブスクモデル」がおすすめだ。リーズナブルな価格は、「安くてこれだけのサービスを提供してくれるの?」と納得してもらえる金額にするのが定説だろう。「頑張って支払ったのに、中身が何もなかった」というのが一番最悪だ。
もし、高いサービスを提供したいときは、あくまでも「会社のサービス」として販売するパターンが一般的。プログラミング教材を作っている会社が、独自の学習システムを作っているのと同じイメージだ。
エンタメに使われるお金は減る | |
価格設定が重要エンタメや学習にお金が使えなくなってくるこれからのことを考えると、価格設定を見直さないといけないかもしれません。 |
どんな1日のルーティーンを過ごしている?
福岡を拠点にして、月8万円の「コスパ生活」をしながら生活している。最近の仕事実績や詳しい経歴は、プロフィールまで。