月10万円の生活費で海外住む?ヨーロッパも東南アジアも難しい?
月10万円の生活費で海外住むことができるのか。どこがおすすめか。実際に海外へいき、調査したことを中心にレビューしていく。
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月10万円の生活費で海外住める?可能?不可能?
「 月10万円の生活費で海外住める」。ただし、場所を選ぶ必要はある。数年前まで「東京が世界で一番物価が高いのでは?」といわれたくらい値段が高かった。
ただ、最近は、日本の円安や、物価が数年間変わらなかった状況を見ると、「日本が高い」というイメージもなくなりつつある。
日本は安い国となってきたからこそ、「月10万円の生活費で海外住める国」が限られている。
1 東南アジアはできなくもない
東南アジアであれば「月10万円の生活費で海外住むこと」もできる。ただし、生活の質を厳選する必要がある。
日本と同じクオリティーのモノや施設のきれいさ、治安の良さなど考えるべきことはたくさんある。
例えば、フィリピンのセブ島は生活コスパがいい。都市開発され、新しいモノであふれているし、大きなショッピングセンターもある。
タクシー移動もできるし、英語が通じるのが大きい。デメリットはあるものの月10万円程度で生活できるのも良さ。
月10万円の生活費で海外住める |
東南アジアはどこ?☑︎ フィリピン🇵🇭セブ |
2 ヨーロッパで住める場所はある?
ヨーロッパでも「住もう」と思えば、どこでも住める。物価なら安い国を選ぶなら、 マルタ🇲🇹郊外、ポルトガル🇵🇹ポルト、ハンガリー🇭🇺ブタペストなど。
ただ、「物価が安い」といっても、観光客向けの食事は高い。レストランの料金はそこそこする。スーパーで買い物をして、自分で料理をつくれば安く住むこともできるという程度。
ヨーロッパは安く住むのではなく「憧れ」で住むような感覚が近い。
月10万円の生活費で海外住める |
ヨーロッパはどこ?☑︎ マルタ🇲🇹郊外 |
3 東欧はできなくもない
東欧は安い。旅人に人気になったジョージア🇬🇪は安く生活できる。ウクライナ🇺🇦も昔は生活しやすい場所だった。
旧ソ連からの独立国家は、そこそこ安く生活できる。ただし、日本での生活をイメージしない方がいい。
総じて、「生活クオリティーはちょっと下がる」イメージ。
月10万円の生活費で海外住める |
東欧はどこ?☑︎ ジョージア🇬🇪トビリシ |
4 結局、日本での生活がコスパいい
結局、残念ながら、今現在の最適解は「日本で生活する」のが「一番コスパがいい」。海外へ移住して、コスパ良く生活できる場所もあるものの、「日本とさほど変わらない」「生活の質は下がる」という場所も増えてきた。
日本の円の価値が世界やアメリカドルから見て「安く」なってきたからこそ、日本以外で安く住むことも難しくなった。
結局、現地で「収入」を得て、現地で「安く暮らす方法」を模索する方がいい。
生活コストを下げるのは正解か? |
日本のコスパのよさ日本に帰って感じるのは、生活コスパのよさ。日本に長く滞在していたこともあり「どこのスーパーが安く」「どこに住むとコスパいい」のか何となく検討がつく。 僕自身、いまだに月8万円程度の大学生並みの生活をおくっているくらいお金がかからない生活をしている。 |
海外生活はコスパいいか?
ただ、海外へ行くと「旅行」になるため、生活コストは上がる。「どこに何が売ってあるかわからない」し、「興味本位でなんでも試したい」願望が湧くため、どんどんコストがかさむ。
実際に長期的生活すれば変わるが、短期で行く場合は、まだまだコストがかかる。
費用か投資か?
海外へ行くときも日本で生活するときも常に考えているのが「費用か」「投資か」だ。
スーパーで普通に買い物するだけだと費用だが、事業で使うための食材をスーパーで購入することは投資になる。
生活なら費用で、ビジネスなら投資だ。これってかなり重要。要するに全てをビジネスに「投資する」つもりでお金を使えば、回収が見込めるわけだ。
人生を投資と思って生活も投資する思考があると便利。
失敗しないように下見に行こう!
「海外一人旅」に悩む人ほど、やってみればいい。憧れたり、やりたいと思うなら、いってみればいい。結果、失敗も成功も両方味わえる。人生一度だからこそ、「やってみること」を大切にしよう。
海外へ一人旅は失敗する?
海外へ一人旅ができる人とできない人がいる。正直、その人の性格次第な部分もある。
コミュニケーション能力が高い人は、言語ができなくても友達ができるし、言語ができるからといって話しかけるのが億劫な人も居る。
一人旅の面白さはその人自身の性格による。
1 仕事を辞めて一人旅する失敗?
仕事を辞めて世界を旅する人もいる。ただ、「失敗した」「後悔した」という人も多い。理由は単純に、何も考えずに仕事を辞めた結果、世界一周から帰ってきた後にすることがないことだ。
ただ大半の人は、未来の事は気にせず今の楽しさを優先している。
コロナ前に流行っていた「デジタルノマド」というリモートワークをしながら世界各国を旅する人たちがいた。ノマドワーカーとして世界を旅している姿に憧れた人も多い。
2 日本に帰れなくなる失敗
週末弾丸で海外へ行くという人もできくるよつになったほど、海外へ渡航する人も増えてきた。ただ、残念ながら「日本に帰国できなくなった」というケースも増えてきている。
日本を出国する72時間前にコロナ検査を受ける必要があるため。要するに検査で陽性となりつづけて、帰国できないという人も出てきている。
弾丸旅行したものの、日本に帰国できないとなるとそれ以降のスケジュールが大変。フライトはキャンセルや変更をしなければならないし、海外現地で隔離される場所探しも大変。
これから海外へいくのなら、検査ガチャがあることを頭に入れておく必要がある。
領事レターもあり |
帰国する方法はある?どうやら調べてみると領事レターと呼ばれる書類を領事館かれ発行してもらうこともできるとのこと。陽性が何度も続いてしまう場合の特別措置のような感じ。 |
3 寂しくなるデジタルノマド
僕自身で海外旅行が好きだったため、デジタルノマドのような働き方を実践した。
実際やってみるとわかるのだが、時差の関係で仕事の生産性が上がらなかったり、Wi-Fi環境を整えるのが大変な面もある。
何より、コミュニティーに属さないため「寂しさ」を感じる人も多かった。だからこそ旅人が集まる場所を作ったりましたが、うまくいってるビジネスモデルは少ない。
失敗してもいいから楽しむ
旅行は楽しむ方が良い。一人旅は失敗するからといって挑戦しないのももったいない。結局、やりたいことをするのが1番良い。「海外に行きたいと思うなら行けばいい」「世界を旅したいなら言ってみればいい」。
今やりたい事に愚直に挑戦することをおすすめする。人生は一度しかないからこそ、やらない後悔よりも、やって後悔して修正すればいい。
オリバー・バークマンさんの著書『限りある時間の使い方』では、『人生をゆっくり楽しもう』という本質を気づかせてくれる。
そもそも、To Do リストみたいなものを作っても100%達成できる人はいないし、未来の予定は変わるモノ。『「ほどほどにやる」のが1番いいよ」と考えさせられる内容。みんな「時間ない」とかいいつつ、「たくさんあるよね」と気づかせてくれる。