Abroader Q&A|人生実験研究所へのご質問ストック
アブローダー人生実験研究所へ寄せられたご質問をアーカイブしています。
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アブローダーさんは、最近は何をしていますか?
最近は、何かひとつの仕事をしているというより、「これからの時代をどう生きるか」を自分自身で実験しています。
20代の頃は、海外移住やFIRE、会社員ではない働き方など、まだ一般的ではなかったことを実際にやってみて、その過程をブログや本にしてきました。
今も、やっていることはそれほど変わっていません。
ただ、少しだけ実験するテーマが変わってきました。
お金を増やせば自由になれると思って、実際に経済的な自由を手に入れてみた。会社を辞めて、時間も自由になった。世界を移動しながら暮らすこともできるようになった。
すると今度は、「自由になったあと、人は何をして生きるのか」という別の問いが出てきた。
自由とは、何かから解放されることだけではない。
自由になった時間を、何に使うのか。
そこで最近は、AIを使って仕事そのものを極限まで軽量化したり、食事や睡眠、身体のコンディションを実験したり、海外を移動しながら暮らせる環境をつくったりしています。
要するに、人生そのものを実験している感覚です。
例えば最近は、「ウェアラブルギア」というテーマで、世界を移動するための服や財布、医薬品、食事、決済手段まで、一つひとつ実際に試して記録しています。
5gの財布を使ってみたり、110円の防災用品を旅の装備に組み込んでみたり、海外のプロバイオティクスや喉のケア用品を試してみたり。
一見すると、ただのモノの話です。
でも、僕が興味があるのはモノそのものではありません。
「なぜ今、この機能が必要なのか」
「これからの時代に、どんなツールやスキルで生き残れるのか」
その裏側にある、時代の変化です。
昔は、人生を安定させるために家を買い、会社に入り、ひとつの場所に定住するのが普通だった。
僕はそこから、少しずつ逆方向へ進んできたように思います。
会社を辞める。
荷物を減らす。
住む場所を固定しない。
収入源を分散する。
資産を分散する。
そして今度は、AIを使って仕事そのものを軽量化する。
これまでやってきたことと、今の選択はすべてつながっています。
「どうすれば、自由に生きられるのか」
その答えを、お金、仕事、身体、住む場所、モノ、AIという、いろいろな角度から実験している。
そして、その過程で得た失敗や発見を、文章や本、ウェブサイトにストックしていく。
だから最近は、「何をしていますか?」と聞かれると、結局いつも同じ答えになる。
「移動しています」と。
場所だけではありません。
仕事も、暮らし方も、身体との付き合い方も、考え方も、常に少しずつ動かしている。
仕事をしているというより、人生そのものをアップデートし、その過程をコンテンツにしている。
昔からやっていることは、あまり変わっていないのかもしれません。
自分自身の好奇心を最大限に使って、まず自分が先にやってみる。
面白ければ記録する。
そこから見えてきたことを、誰かが使えるカタチにして届ける。
そして、また次の実験へ移動する。
昔も今も、人生であらゆる実験をしながら、その記録を残しています。
結局、僕がずっとやっているのは、
「自由に生きるために、実際にやってみる」
人生で意識している軸はありますか?
人生の軸として大切にしたいのが、「知的好奇心」です。お金でも、肩書きでも、承認でもなく、「なぜだろう」「面白い」「もう少し知りたい」と思える感覚のことです。この感覚を味わいながら生きることが、人生100年時代を充実させるカギになります。逆に言えば、知的好奇心が鈍った瞬間に、人生は安全になりますが、同時に退屈にもなります。
一方で現代は、その好奇心を奪う環境でもあります。大量の情報が流れ込み、すぐに答えが提示され、深く考える前に次の刺激へと移ってしまう。本来なら時間をかけて育つはずの問いが、浅い消費で終わってしまうのです。
そこで必要になるのが、「第二の脳」という考え方です。思考や疑問、気づきを外部に保存することで、より深くAI分析しつつ、自己を俯瞰できるようになります。
頭の中だけで考えていると、思考はすぐに消えてしまいます。けれども、書き留め、整理し、AIと対話しながら再構成していくことで、好奇心は少しずつ深く蓄積されていきます。好奇心を一過性の刺激で終わらせず、資産に変える。思考を消費で終わらせず、ストックに変える。これが知的生活を続けるための土台になります。
社会のレールからドロップアウトしました。これからどうすればいいですか?
よくよく考えると、僕自身これまでずっとメインストリームからドロップアウトした生き方をしています。
見方を変えれば、カウンターカルチャーです。世界各国を移動しながらデジタルノマドとして転々と生活し、ある時は私物の9割を断捨離してミニマリストとして本当に必要なモノを見直しました。経済的自由を求めてFIRE生活を試し、ポスト資本主義を意識して動き続けています。
これらはすべて、社会が用意した「一般的」という名の空気感からの離脱です。大量消費、定住、終わりのない労働、他者との競争への強烈な違和感と、そこからのドロップアウトです。
ただ、単なる反主流ではありません。資本主義やテクノロジーを敵視するのではなく、それらを道具として使いながら自分の生き方を最適化しています。ここが重要なポイントです。法人や金融資産といった資本主義のツールをフル活用しながら、自分と家族の「時間と精神の余白」を買い戻す。これは逃避ではなく、システムを内側からハッキングする感覚です。
移動しながら思考する時間を増やす。ものを闇雲に捨てるのではなく、機能性が高く本当に必要なものだけを手元に置く。身体を最適化し、外側のドーパミンではなく、自分の内側にあるセロトニンやオキシトシンを自給自足する。
メインストリームの生き方が「決められたレールの上を走る列車」だとすれば、列車のパーツを分解して自分だけのオフロードカーを組み立て、道なき道を家族とドライブしているようなものです。
要は「何を捨てるか」です。世間の評価、過剰な所有、同調圧力、不要な競争をそぎ落として、本当に残したいものに集中する。思想だけで終わらず、移住、資産形成、AI活用、出版、家族との体験設計まで一体で動かす。違和感があるなら、それは正しい感覚です。あとは、その違和感を出発点にして、一歩動くだけです。
「年収・資産」などの数字を追い求めることに違和感を感じるようになりました。幸福に生きることからズレている気がするのですが?
資産や収入の増加は、ドーパミンを一時的に満たします。数字が増えるたびに小さな達成感があり、次の目標が生まれる。ただこれは、ドーパミンを「外部の数字」という代替物に向けていた状態です。
本来ドーパミンが向かうべき先は、「自分が本当に探索したいモノ」です。「移動と思考の変化」「感情の質の向上」「人生実験の記録」といった自身の内なるモノを育てる必要なあります。
ただ残念ながら、世の中の文脈は「年収」や「資産」といったドーパミンの向かう先が「数字の更新」にすり替わっています。だからこそ、「ドーパミンの向かう先を本質的なものに再設定する」という問いに変えることが重要です。
一方でセロトニンは、「今この瞬間に価値があると感じられる感受性」として育てるものです。移動先での一人の食事、思考ログを書く静かな時間、深く共鳴する読者からの反応。これらがセロトニン的な満足の源泉になります。
数字・資産・収入という外部指標から、感情・体験・思考という内部指標へ。これはドーパミンを捨てることではなく、ドーパミンをより本質的なものに向け直すという「自己設計」をしながら、「今この瞬間」を大事にすることが人生をよりよくするライフハックです。
この質問コーナーは、いただいたご相談や質問を元に作成しています。
