【どこ】労働時間が最も長い国ランキング!日本やドイツの先進国の1日の勤務時間は?

‌労働時間が最も長い国のランキングを紹介する。「日本は労働時間が長い」といわれるものの実際どうなのだろうか。

かつて「ブラック企業」がトレンドになるほど注目されていたのだが、今現在は労働時間や環境が改善されたのか。世界の労働時間と比べながらまとめる。

*参考資料:本記事は、政府統計人口動態調査内閣府男女共同参画局厚生労働省人口統計推移を参考に作成しております。
*消費者庁景品表示法に基づく表記
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世界の労働時間ランキング

上位5か国

2021年 年間労働時間(全就業者)

1 メキシコ 2,128h
2 コスタリカ 2,073h
3 コロンビア 1,964h
4 チリ 1,916h
5 韓国  1,915h

OECDの『世界の労働時間 国別ランキング・推移(OECD)』調査によると、2021年時点で上位5か国は以下の通りだ。

1位はメキシコで、2128時間の労働時間がある。2位はコスタリカ、3位はコロンビア、4位はチリと南米に固まっている。5位は韓国だ。ドイツをはじめとするヨーロッパ圏も中位だが、ラテン系の南米が目立つ。

南米に長時間労働が固まっている理由は、働き方の違いにある。ラテン系は時間にルーズと言われるように時間に対して楽観的な人も多い。

多くの南米諸国は長期にわたる植民地支配や独裁政権による強制労働などの歴史的な背景があり、労働習慣が形成されている。

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1 なぜメキシコは長い?

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メキシコは労働時間が長く、賃金が低いという問題が指摘されている。また、労働者の労働条件が悪く、過労死の問題も起こっている。メキシコ政府は、労働時間の短縮や労働条件の改善に取り組んでいますが、未だ改善されていない課題も多く残されている。

まだまだ南米は経済発展途上国が多く、労働者の権利保護や福利厚生制度が未発達な国が多いことも労働時間が長い原因の1つ。

経済的な理由から、多くの労働者が低賃金で働き、労働時間を延ばすことが求められているため、長時間労働が一般的となっている。

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2 アジアは労働時間が短い?

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アジア圏はそこまでランキングに登場しない。そこまで労働時間を意識して長時間働くという文化はないのかもしれない。

上位なのは韓国。かつての日本と似た境遇にあること、縦社会が確立しており、上司が働いている時間も部下は残っておかなければならないなど外部的要因が大きい。

また、長時間労働によって過労死やストレスが問題視されている。世界保健機関によると韓国の自殺率は世界トップ3となっている。

厚生労働省の『国際的に見た自殺の状況と外国人の自殺の状況』にもあるように、韓国は3番目に多く、日本は9番目となっている。政府は労働時間の短縮に取り組んでいる。

3 日本は長期労働大国ではなくなった?

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ちなみに日本は27位の年1,607時間となっている。1日の労働時間は4.4時間になる。週休2日制なので年休は104日。年間労働日数は261日となるため、1日の労働時間は6.15時間となる。6時間であれば短いともいえる。

かつて、最長の労働時間として上位を占めていた日本は、今では労働時間がどんどん減っている。長時間労働は過労死や労働者のストレスなどの問題を引き起こすことがあり、各国が労働時間の是正に取り組んだ結果ともいえる。

日本は、もはや労働時間が長い生産性がない国というレッテルはなくなってきている。ただ、残念ながら、ここ数年間で「生産性が上がった」わけでもない。一人当たりのGDPや国全体を見ても「生産性」や「売上」が伸びているわけではない。

4 日本の労働文化に根付いた長時間労働の歴史

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日本の長時間労働は、明治時代の労働基準法に端を発する。当時は、賃金が低く、長時間労働を余儀なくされた労働者が多く存在した。

また、第二次世界大戦後の高度成長期には、経済発展のために多くの人材が必要とされ、長時間労働が当たり前とされていた。

日本人は仕事に対して献身的で、残業や休日出勤などが当たり前とされてきた。昭和30年代には高度経済成長期に突入し、経済発展を遂げるために長時間労働が求められたことも影響している。

しかし、現代においては、労働環境や労働者のニーズが大きく変化しており、長時間労働は過剰であるという認識が広がっている。

5 長時間労働を是正するための施策

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日本政府は、2020年に施行された「働き方改革関連法」によって、労働時間の短縮や過重労働の是正を図ろうとしている。

厚生労働省の『「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」について』にもあるように改革がすすめられている。

時間労働が原因で家族との時間を削減し、社会的孤立感を感じることもある。さらに、長時間労働を継続することで、仕事の効率が低下する、創造性やアイデアが出なくなる、ミスが増えるなど、仕事の質にも影響を及ぼす可能性がある。

長時間労働は、労働者の健康や生活に悪影響を与えるだけでなく、企業の業績にも悪影響を及ぼすことがあると言える。