自分探しの海外旅行は意味ない?4つの世界一周して成長する理由
「自分探しで海外に行く」「世界一周して成長する」という人は多い。
自分探しの海外旅行は意味ない?
実際、どう「変化」したのか「言語化」できない人も多い。今回は世界一周したり、世界を旅する意味の話。
正直、自分探しを目的とした世界一周は意味がない人もいる。要は、その人自身の「思考力次第」。思考せず、旅をしても意味をなさない。
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1 世界を周った自負
結局、「世界一周した自分」「海外を渡り歩けた私」「すごいでしょ!」という発想が1番伝わりやすい。
特に高校生や大学生の頃の「何者でもない自分」にとって、「世界一周」や「海外旅行」を達成すれば、「大きな肩書き」が手に入るのだろう。
何者でもない子供だった自分が、社会人になるための大きな「自信がつく」。だからこそ、「世界一周したと豪語する」し、「自信満々に話す」。
言葉を換えると「ただ、航空券を買って、有名な都市に降り立って、ふらふらしただけの旅行」かもしれないが、これが自信になるわけだ。
2 海外で起こる予期せぬこと
海外へ行く楽しさの一つは「予期せぬこと」が起こること。フライトが遅れて乗り継ぎがら間に合わなかったり、陽気な外国人に絡まれたり、絡まれたおかげで予約したかったホテルが満室になったりと想定外のことが起こる「楽しさ」がある。
日本で普通に生活するよりも「難易度」が上がるがらこそ、刺激があるので面白い。
3 海外へ行くと考えることが増える
日本を出ると「新しいこと」が増えます。特に考えなければならないことが増えるため「決断力」も鍛えられる。
フライトや時差を考えながらホテルを予約したり、入国に必要な書類や日本での仕事の調整など、やるべきことが増える。
海外に行かなければ「考える必要がないこと」ばかり決断するわけだ。
4 海外で新しいことをする
よく「旅をしながら自分探しをする」というフレーズを聞く。悶々とする日常から逃れて自問自答するというようなニュアンスの話。
『Mad Travelers: A Tale of Wanderlust, Greed and the Quest to Reach the Ends of the Earth』の著者は「自分探しの旅」をあまりポジティブに捉えていない様子。
『旅は「自分を変える」安い方法としてうまく機能すればいいが、実際はそんなことはない。「旅をして自分探しをする」のはそこまで効果はなく、自分を変えられるものでもない。ただ、新しいことを探さなくてはならないという思考を紛らわせてくれる方法のひとつでしかない。』と表現している。
結局、「自分探しの旅」というニュアンスの答えは、単純に「新しいことに触れる回数が増える」からこそ、考える時間も増えるという話だと個人的に思っている。要は旅中に「思考する時間が増えたこと」を自分探しと言い換えているともとらえられる。
意味がないことが面白い
「世界一周したことを自慢することは意味がない」「一人旅をして自信をつけても変わらない」のは、周知の事実。海外に行くことは意味がなく、お金の無駄と思われる人も多いだろう。
ただ、こうした「意味がない」「ムダだ」といわれることにこそ、意味があるのも事実。結局、世界一周することが夢だったり、言語化できないけれども大きな憧れがあるのなら、やったほうがいい。
要するに、自分の人生は「やりたいこと」をした方がいいからだ。面白いと思うことに全力をそそげばいいし、他人から何を言われようが「やりたいこと」をする方が楽しい。