【悲惨】海外の血液検査医療ベンチャーのエリザベス・ホームズ問題の失敗から見る次にくるビジネストレンド

最新医療ベンチャーの嘘。アメリカで注目されていた「血液1滴で200以上の病気を発見できる血液検査」の医療ベンチャー「セラノス」は大失敗した。

スタンフォード大学を中退したエリザベス・ホームズが手がけたベンチャーの問題。日本でも注目の次にくる医療ベンチャーのビジネストレンドを知ろう。全米で注目されていた医療ベンチャーの末路の実話を見ながら、失敗しないようにしよう。

1 ウソだった!血液1滴で200以上の病気発見

「血液1滴で200以上の病気を発見できる血液検査」としてシリコンバレーをはじめ、全米を席巻したスタートアップがあった。「セラノス」という会社だ。セラノスは評価額1兆円になるほど注目された医療ベンチャーだった。ただ、この企業は程なくして解散された。理由はあまりにも「虚構」が多すぎたためだ。

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実は「血液一滴で200以上の病気を発見できる血液検査」は存在せず、実際には病気を発見することができなかったというのだ。セラノスは圧倒的な技術力があったわけではなく、誰もを騙すペテン師力があったわけだ。

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全米でかなりの反響があった「Bad Blood: Secrets and Lies in a Silicon Valley Startup」には、この騒動の裏側が取材されている。英語版はAmazonで310円で買えるほど安いので一度読んでみるのも面白いかもしれない。

2 第二のスティーブ・ジョブズといわれた

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創業者であるエリザベス・ホームズは、第二のスティーブ・ジョブズと称えられていた。トレードマークのように毎日、黒のタートルネックを着てカリスマ性を連想させていたようだ。

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2019年前後のシリコンバレーでは、彼女はカリスマ的存在だった。今でこそ日本でもDNA解析やスニップス検査がはやりつつあるが、当時のアメリカでも最先端の技術として、より注目度が高かったわけだ。

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こうした背景を読むと、日本でもあった「STAP細胞」の事件にも似ている部分がある。アメリカよりも投資マネーは動いていないものの、世間を賑わせたという点では近いモノがある。

3 医療ベンチャーのこれから

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DNA解析がより安価でできるようになったいま、少なくとも近い将来、本当に「血液一滴で200以上の病気を発見できる」ようになるのかもしれない。

ただこうした医療はよりシビアな分野だ。「虚構」でのし上がった人の末路は計り知れない。ウソはいけない。

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日本でも今後、「医療ベンチャー」をはじめDNA解析研究が進んでくるはずだ。今後のトレンドとして、「健康」や「医療」がより強く絡んできそうだ。

最新の医療ビジネスに注目

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健康や医療がより注目される今、今後のビジネスモデルやトレンド情報を追うのなら、「医療ベンチャー」を見るのは面白い。

数年後の未来は、血液すらとらず、身体をスキャンしたり、日常の生活データを収集することで、体の異常を察知するディバイスがでてくるかもしれない。いずれにせよ、日々、人類の技術は少しずつ進歩している。

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今や唾液でスニップス検査をして、将来にかかりやすい病や自分のDNAと同じ人物がどれくらいの割合で病気になるのかを把握することもできる。実際に最新の医療ベンチャーの技術を体験しながら、トレンドを肌で感じることも必要だ。

今後、より多くの資金が動きはじめるのかもしれない。労働者が減り、高齢者が増え続ける現代だからこそ、「健康」がキーポイントになりそうだ。

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